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浜松・篠ケ瀬の海鮮和食店が4周年 魚市場で10年の経験生かし

店主の宮下良さん

店主の宮下良さん

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 海鮮和食店「ほっこりDINING(ダイニング)きら」(浜松市東区篠ケ瀬町、TEL 053-422-6277)が2月18日、4周年を迎えた。

目利きを生かして仕入れたマグロ

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 約10年間魚市場で働いた経験を生かし、刺し身をメインとした和食店をオープンした店主の松下良さん。魚の目利きには自信があり、鮮度の良い刺し身を提供できることには満足していた。しかし、それ以外のメニューに関しては手探りだったという。市内の居酒屋をめぐり、メニューの参考にしたり、客からのリクエストを受け試作したりと、現在も改良を重ねている。

 刺し身の中で特に自信を持って提供しているのが、3月ごろから3カ月程度しか味わえないモチガツオ。新居町の港まで出向いて仕入れている。モチガツオは死後硬直する前のカツオのことで、切ってから時間が経つと食感が変わってしまう。「もちもちとした食感を長持ちさせる方法を知っているため、本来の食感を味わってもらえる」と松下さん。刺し身以外に客からの注文が多いのが、「漬けまぐろの串カツ」(200円)」。しょうゆや酒、みりんなどに1日以上漬けたまぐろを串に刺して揚げたもので、やわらかく一度食べるとまた食べたくなる味と好評だという。ほかにも、さっぱりとしたつまみとして人気なのが「ネギトロユッケ豆腐」(680円)。ユッケのタレがアクセントになり、食べた人からおいしいと評判。

 一昨年3月から、浜松オート(中区和合町)にケータリング出店するようになった。松下さん自身、オートレースが好きだったこともあり、関係者とつながりができたことで実現。レースが行われる日は、手作りの「コロッケ」(100円)や「唐揚げ」(200円)、「釜揚げシラス丼」(400円)などを提供。どれも好評だという。

 「リピーターになった客が転勤になって来なくなったりすることもあれば、引っ越してきた人が飲みに来てリピーターになることもある。客が入れ替わることもあったが、『常に客同士が仲良くなる』ことを意識して接客してきた。ここで知り合った客同士が連絡を取り合い、一緒に来店することもあり、それがうれしい」と松下さん。「女性のみで来店する客に向けたサービスも考えている。ぜひ気軽に来店してほしい」とも。

 営業時間は、火曜・水曜は17時30分~23時(金曜・土曜は24時まで)。昼は不定期。フェイスブックまたは店頭で確認できる。

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