浜松・中央のアクトシティ(浜松市中区中央)で10月30日から、第3回「国際ユニヴァーサルデザイン会議2010」が開催されている。主催は国際ユニヴァーサルデザイン協議会(横浜市青葉区)。
ユニバーサルデザインは、できる限り多くの人々に利用可能なように最初から意図して、機器、建築、身の回りの生活空間などをデザインすることを表す。今回、浜松市が誘致して開催が実現した。大手企業や浜松の中小企業、市民団体、大学などがそれぞれのユニバーサルデザインの成果を展示している。期間中、国内外からユニバーサルデザインの専門家、企業関係者ら約1万人が訪れる見込み。
会場では、日立建機が展示する「対人地雷除去機」が注目を集めている。同機はカンボジア、アンゴラ、ベトナム、ニカラグアなど8カ国、75台が現在も稼働している。
同社営業部の廣瀬敬介さんは「戦争後の現地に残った地雷を除去し、安全な生活を送ってもらうための機械。カンボジアでは、いまだに地雷原の中で生活している人もいる。それもまたユニバーサルデザイン」と説明する。
開催時間は10時~18時(最終日の3日は15時まで)。11月3日まで。