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浜松城公園で弁当のドライブスルー販売 コロナで打撃受けた飲食店を応援したいと

ドライブスルー方式で弁当を手渡すスタッフ

ドライブスルー方式で弁当を手渡すスタッフ

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 浜松城公園駐車場(中区元城町)で5月23日・24日、弁当のドライブスルー販売「浜松エール飯」が開催された。主催は静岡県飲食業生活衛生同業組合浜松支部(浜松市中区細島町、TEL 053-411-6133)。

弁当を買い求めて多くの人が来場した

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 新型コロナウイルスの影響により緊急事態宣言が出されたことで、飲食店は休業や時間短縮を行ってきた。打撃を受けた店舗も多く、日ごろ飲食店の書類の取りまとめを行い、衛生の向上発展に努めている同支部では、「なんとか力になりたいと考えた」と支部長の内山浩明さん。そこで、「おいしいはコロナに負けない!」をスローガンに、各店舗の弁当を1カ所に集め、屋外でドライブスルー形式での販売を企画した。1回目は、5月5日・6日に浜松トラックステーション(東区流通元町)で開催。1日250食用意した弁当が、1時間余りで売り切れとなった。より多くの人が来場できるよう、今回は場所を変え、現在閉鎖中の同公園駐車場を特別に開放してもらった。

 今回は、京料理九花(中区板屋町)やぎょうざ大将(東区上西町)、アソビストロシェルター(中区新津町)など、9店舗が弁当を提供。来場者は駐車場に車を止め、渡された注文書を車内で記入し弁当を販売ブースに移動して弁当を受け取り、代金を支払う。2日間で約400台がドライブスルーを利用。「貴船弁当」(1,600円)や「とんばら焼肉丼」(700円)、「だるま製麺所特製チャーシュー丼」(1,000円)など、2日間で730食の弁当を販売した。ほかにもグルメ販売のブースでは、オムそばやもちもちロングポテト、アイスコルネット、スモークチキンレッグなどの商品を求める人が多くいた。

 屋外で販売するに当たり、品質保持のため弁当は冷蔵車へ保管。販売直前に保冷バッグに入れるなど、温度管理を徹底した。新型コロナウイルスへの対応として、HACCP(ハサップ)に基づき、検温などの健康チェックを記録し、スタッフ全員がマスクを着用。弁当の受け渡しなどを行うスタッフは手袋も着用し、常にアルコールで消毒を行った。

 「緊急事態宣言の解除後、通常営業を再開した店もあるが、集客は以前の2割から3割程度だという。できることを精いっぱいやって、大変な人たちを応援していきたい」と内山さん。「ここに来れば、いろいろな店舗の弁当が一度に購入できる。今後も多くの人に利用してもらいたい」とも。

 8月末まで継続予定で、5月30日・31日は四ツ池公園駐車場、6月13日・14日は北部水泳場で開催予定。スケジュールはフェイスブックページで確認できる。

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