イタリアンレストラン「バンサンザザシティ浜松店」(TEL 053-489-8510)が6月15日、ザザシティ西館(浜松市中区鍛冶町)にオープンした。
自家製生パスタと自家製モッツァレラチーズをはじめとした本格的イタリアンを、手軽な価格でカジュアルに楽しめる同店。しらすや生ハム、チーズの盛り放題などがテレビで取り上げられたこともある。
飲食や通信などの総合エンターテインメント事業を行う「雄大」(沼津市三園町)が運営する同店。初めてイタリアン業界に取り組むこととなり、バンサンのフランチャイズ店としての運営が決まった。なかなかいい物件に巡り合えなかったが、縁あってザザシティ内の物件を紹介され、浜松市での初出店となった。新型コロナウイルスの影響もあり、何度かオープン日が延びたが、自粛ムードが少しずつ収まってきたこともあり、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は51坪。カウンター18席とテーブル席53席の計71席で、テラスにも24席も用意。木をふんだんに使った店内には、ワインなどの瓶を置き、チーズ、野菜、ピザなどを描いたチョークアートを飾り、イタリアらしいスタイリッシュな雰囲気に仕上げた。家族連れやママ友同士が気軽に来店できるよう、キッズルームも用意している。
もともと盛り放題のパスタが人気の同店だが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、盛り放題を中止。代わりに約100グラムの生ハムが乗った「山盛りイタリア産生ハムのクリームパスタ」(1,400円)と、約180グラムのシラスが乗った「山盛り釜揚げシラスのペペロンチーノ」(1,350円)の大盛りメニューを用意。ほかにも、注文を受けてから生地を作り、石窯(いしがま)で焼いた「チーズラバーマルゲリータ」(1,080円)などのピザや、安全なものを安心して食べてもらいたいと考え、契約農家から仕入れた無農薬、無化学肥料栽培の野菜を使った「『陽子ファーム』こだわりのお野菜バーニャカウダ」(990円)などを提供する(価格は全て税別)。
新型コロナウイルスの感染予防のために、スタッフは全員出勤前に検温を行い、マスクと手袋を着用。アルコール消毒を店頭やトイレ、各テーブルに設置。店内は換気とアルコール消毒を行い、会計時はキャッシュトレーを使う。
「本格的なイタリアンを手頃な価格で提供しているので、家族でのディナーやママ友同士のランチ、女子会など、さまざまなシーンで利用してもらえれば」と執行役員の平野洋輔さん。「地元で愛される店を目指し、子どもにもやさしい店づくりを心掛けている。ぜひ一度立ち寄ってほしい」と呼び掛ける。
営業時間は11時~23時。