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浜松・舘山寺町でうなぎのタレ使うみたらし団子かき氷人気に 本格的な和菓子追求

一番人気の「うなタレミルクアイスかき氷」

一番人気の「うなタレミルクアイスかき氷」

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 飲食店やカフェの複合施設「HAMANAKO ENGINE」(浜松市西区舘山寺町)内の和スイーツ店「舘山寺温泉だんご Kinone」が販売している、うなぎのタレを使ったみたらし団子のかき氷「うなタレミルクアイスかき氷」が人気を集めている。

多くの人の来店を期待する、宮村大輔さん(右)とスタッフ

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 みたらし団子やわらび餅ドリンクなど、和のスイーツを販売する同店。夏に向けてかき氷を考え、三ケ日みかんや抹茶など地元の特産物を使う一方で、店の一押しである「うなたれみたらしだんご」をかき氷とコラボさせることを検討。7月中旬より、「うなタレミルクアイスかき氷」と「三ケ日みかんかき氷」「抹茶ミルクかき氷」の3種類の発売を開始したところ、他にはない珍しさや、インスタ映えする見た目から「うなタレミルクアイスかき氷」が人気となっている。

 黒蜜のソースがかかったかき氷がベースとなっている同商品。かき氷の上にバニラアイスを載せ、和のイメージが出るようクルミとあられを散らし、オリジナルのうなぎのタレをかける。かき氷の下には、焼いてから氷が解けないくらいの温度まで冷ました「うなたれみたらしだんご」を一本丸ごと置く。「甘いだけでなくしょっぱさのあるうなぎのタレが、甘いかき氷のアクセントになっている」と運営責任者の宮村大輔さん。

 氷は地元の製氷会社から仕入れた純氷を使う。「柔らかい氷でかき氷にしたときにふわふわになり、雑味がないので素材そのものの味を楽しめる」と宮村さん。本格的な和菓子を提供したいと考え、餅菓子専門店「つちや餅店」(中区泉町)から素材を仕入れる。うるち米を使ったみたらし団子は、冷めても硬くなりにくく、黒蜜は甘いだけでなくうま味もあるという。

 かき氷を注文した際に写真に撮る人も多く、インスタグラムを見て気になったからと、このかき氷が目的でわざわざ食べに来る人もおり、市内在住だが初めて舘山寺を訪れたという人もいたという。

 新型コロナウイルス対策として、スタッフはマスクを着用し、アルコール消毒を徹底。入り口にはアルコール消毒液を用意する。飛沫(ひまつ)防止のためのカーテンを設置し、席数を減らして座席の間隔を空け、扉を開け放って換気を行う。

 「初めて食べる人の中には、うなぎのタレがスイーツに合うのか不安だという人もいるが、実際に食べてみたらおいしいと思ってもらえている」と宮村さん。「今は遠出しにくい時期でもあると思うので、地元の舘山寺に足を運んでもらえれば。うなぎといえば夏バテ防止なのでぜひ食べてほしい」とも。

 営業日時は金曜・土曜・日曜・祝日の11時~16時。

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