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浜松の方広寺に「菅総理に似ている」羅漢像 羅漢のように民衆の立場に立った政治望む声も

菅総理大臣に似ていると話題の羅漢像

菅総理大臣に似ていると話題の羅漢像

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 総理大臣に就任した菅義偉(よしひで)衆議院議員に似ている石像が、浜松市・引佐町奥山の「方広寺」(北区引佐町奥山)にあると話題になっている。

羅漢像前に「出世羅漢」と書かれた張り紙が張られている

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 禅宗の中野臨済宗方広寺派を構成し、その大本山である同寺。五百羅漢と呼ばれている通り、江戸時代の頃から約500体の羅漢があったが、近年になって500体ほどが集まり、現在1000体以上の羅漢像が置かれている。

 昨年、令和の元号を発表したことから「令和おじさん」と呼ばれることもあった菅総理。庶務部長の松尾正澄(しょうちょう)さんによると、その頃、同寺の五百羅漢像を見た拝観者から「令和おじさんになんとなく似ている」と言われたこともあったという。今回、安倍前首相の辞任で菅議員が自民党総裁選に立候補したこともあり、安倍前首相に似ていると話題になっていた「舘山寺」(西区舘山寺町)の石像と併せて、方広寺の「菅総理に似ている羅漢像」も注目を集めた。

 それぞれ顔が違っていて誰かしら似ている人がいるといわれている五百羅漢。「この羅漢像はおでこから眉、目の辺りにかけて菅総理に似ているのでは」と松尾さん。現在この像の前に「出世羅漢」とプリントした張り紙を張り出している。

 新型コロナウイルスの影響を受けてこのところ参拝者が減っていたが、この羅漢を見に来る参拝者もいるという。「羅漢とはもともと修行者のことで、その人たちを石に刻んだもの。つまり、われわれと同じく一般人であり、苦悩に満ちあふれ、喜怒哀楽もある」と松尾さん。「菅総理はその羅漢に似ているわけなので、総理として高いところからではなく、民衆の立場に立って政治を執行してもらえれば」と今後へ期待を寄せた。

 参拝時間は9時~16時。拝観料は大人=500円、中学生以下=200円、未就学児無料。

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