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浜松市が「浜松戦隊ヤラマイカー」の動画配信 高校生が同世代に浜松の魅力伝える

浜松戦隊ヤラマイカーの5人のヒーローたち

浜松戦隊ヤラマイカーの5人のヒーローたち

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 浜松市(中区元城町)が、浜松市の魅力を伝えるための動画「浜松戦隊ヤラマイカー」の配信を開始した。

撮影中の様子

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 同市では、高校生や大学生、専門学生といった若年層に、浜松の魅力を知ってもらうため情報を発信している。その中で、郷土愛と浜松市民であることに誇りを持ってもらうことを目的とした動画の制作を検討。公募したところ、8件の応募があり、天竜浜名湖鉄道や浜松注染そめの浴衣のPRなどを行うなど、地域を盛り上げるために活動を行っている浜松学芸高校の地域調査班が企画した案に決定。台本の制作や撮影を行い、ユーチューブチャンネル「HamamatsuChannel(はままつちゃんねる)」で9月30日、動画の配信を始めた。

 動画は、世界の平和を守った浜松の5人のヒーローがアラフォー世代となり、子育てや住宅ローン返済、腰痛などの大人の事情を抱えながら、街の平和を守るために立ち上がるという設定。配信は全6話の予定で、今回は「第1話 再集結のヒーロー」が公開された。5人のヒーローは、同校の教師が担当。生徒たちは出演するだけでなく、台本制作にも積極的に関わり、衣装や変身ポーズを考えた。撮影中は、1シーンごとに止めて生徒がせりふの確認や演技指導も行うなど、生徒主体で撮影を行った。撮影編集は制作会社が担当した。

 動画の中には、浜松まつりに欠かせない「ラッパ」や、かつては座敷箒(ほうき)、庭箒の生産高が全国の約70%を占めていた「箒」など、浜松の魅力や特色に関する道具も登場する予定で、次回は2話「大人の事情なヒーロー」を10月30日に公開する。その後も約1カ月ごとに1本ずつ公開していく予定。

 「自分たちのヒーローはテレビの中ではなく親や地域で働く身近な大人。普段はかっこ悪くても何かあれば助けてくれるヒーローというメッセージが込められている。地元を離れてしまった人にもぜひ見てほしい」と教諭の大木島詳弘(おおきしまあきひろ)さん。「浜松の魅力を多くの人に伝えられるのが一番。浜松のことがちりばめられた面白い内容になったのでぜひ見てほしい」と浜松市企画調整部広聴広報課の小梢智史さんが呼び掛ける。

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