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浜松・天竜の茶葉使った30万円の高級茶 天竜茶を世界一だと伝えるために

ワインボトル入の高級茶「King of Green MASA Super Premium」

ワインボトル入の高級茶「King of Green MASA Super Premium」

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 浜松の茶葉生産農家が10月2日、浜松市天竜産茶葉を使ったワインボトル入り高級茶「King of Green MASA Super Premium」の販売予約受け付けを始めた。

太田さんが作った「King of Green MASA Super Premium」の茶葉

 30万円の同商品。茶葉を生産したのは、浜松市天竜区在住で天皇杯受賞・黄綬褒章受章者の太田昌孝さん。第73回全国茶品評会「普通煎茶(手摘み煎茶)の部(4キロ)」農林水産大臣賞(1等1席)受賞茶葉を使う。

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 太田さんは若いころから、天竜茶を多くの人に知ってもらい高級茶としての地位を確立したいと考えていた。「当時は川根や掛川、森町の茶は広く知られていた。川根茶や掛川茶ののぼりはあったが、天竜茶ののぼりはどこにもなかった」と太田さん。いつか天竜茶ののぼりを立てたいという強い思いを持って、茶作りに取り組んできた。「良質茶は良い茶園から」をモットーに敷草(しきくさ)、自家製完熟堆肥などを使い、土作りに力を注ぎ、自然仕立てで茶葉を栽培。地元の人や農家の協力を得て、多いときは300人ほどが集まり、1年に1回だけ一芯二葉と呼ばれる葉が開いていない芽の状態の「芯」とその周りの「2枚の葉」を手摘みしている。

 「天竜は過疎地になり、人が減って畑が荒れ、農家の人が困っており、どんなに良い茶を作っても、自分たちでそれを広めるのが難しい」と太田さん。同品の製造販売を行うロイヤルブルーティージャパン(神奈川県茅ケ崎市)から、天竜茶を使いたいと声を掛けられた。天竜茶を世界一の高級茶として広めたいという思いが一致したことや、若者のアルコール離れや車の運転をするためアルコールを飲まない人も多く、お茶が乾杯に使われてほしいと考えていたこともあり、製品づくりに協力することとなった。

 同社が自社工場で、手作業で非加熱抽出、非加熱ろ過除菌無菌充填(じゅうてん)して製品を製造。高級な茶葉でも、急須の選び方や入れ方で味が大きく変わってしまうという。そこで、誰が注いでも一定の品質の味になるよう、ワインボトルから注ぐだけでそのまま飲めるように製造。750ミリリットルのワインボトル、専用桐箱に入れて販売する。

 実際に試飲した人からは「お茶を超えた味」「この世のものとは思えない味」「清水のようだが余韻が長い」との声が寄せられているという。「浜松の天竜のお茶は世界一だと伝えるために作った。想像を超えた記憶に残る味だと思う。色、香り、味、余韻を楽しんでほしい」と社長の吉本桂子さん。太田さんは「天竜茶が世のなかに広まるかずっと考えてきた。アルコールが飲めない人や、車でアルコールを飲まない人もお茶で乾杯できるようになってくれればうれしい」と話す。

 King of Green MASA Super Premium 専用桐箱入り Series5, Vol.4(30万円、税別)。限定15本。電話やメール、オンラインショップ、ロイヤルブルーティー六本木ブティックで購入できる。

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