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浜松で高校生うなぎ創作料理コンテスト 自由で独創的なレシピそろう

完成した「うなぎミルフィーユ&うなぎチラシ寿司」

完成した「うなぎミルフィーユ&うなぎチラシ寿司」

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 浜名湖養魚漁業協同組合青鰻会(西区馬郡町)が「うな重高校創作料理コンテスト」を開催している。

うなぎを使った料理を作る浜北西高校の生徒たち

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 子どもたちのうなぎ離れを感じ、若い世代に少しでもウナギのことを知ってもらいたいと考え、ユーチューブで「イルちゃん ’s 【高校生うなぎニュース】」を配信している同会。動画を見てウナギのことを知ってもらうことはできたが、より多くの人にウナギに触れてほしいと考えた。そこで、浜名湖産のウナギを使った料理コンテストの開催を企画。市内の高校を中心に声掛けをし、参加者を募り、6校が参加して開催にこぎ着けた。

 今回参加したのは、県立浜北西高校、県立浜松江之島高校、私立オイスカ高校、県立焼津水産高校、県立浜松湖南高校、県立天竜高校の計6校。生徒がウナギを使ったレシピを考え、同会がそのレシピに合わせて練習用と本番用のかば焼き、白焼き、ウナギボーンを提供。生徒たちがそのウナギを使い、各高校の調理室などを使って調理を行い、動画の撮影や編集も自らが行った。動画はコンテストの公式サイトにアップされており、一般の人がウェブ投票できるほか、レシピを再現したものを審査員たちが試食し、各賞を決める。

 ウナギをナスで挟んで揚げ、さらにクレープで挟んだ「うなクレープ」や、ウナギの団子にタルタルソースを添えた「カリッ!もちっ!うな団子タルタル」、ウナギボーンを粉にして生地や生クリームに使った「うなぎミルフィーユ」といった独創的なレシピが集まり、同会会長の古橋知樹さんは「高校生のインスピレーションが素晴らしく、思いもしなかった料理が多い」と驚きの声を上げる。今回集まったレシピは、高校生が監修したウナギ料理として提供してもらえるよう、居酒屋や料理店に交渉しているという。「生徒は自分たちが一生懸命考えたレシピを多くの人に食べてもらうことができ、飲食店やウナギ業界も盛り上がる」と古橋さん。

 今回参加した浜北西高校家庭部顧問の加藤千恵子さんは「今は文化祭もできない状況で、こうしたコンテストに参加できたのはありがたく、生徒たちも積極的に参加してくれた。家庭部は公式の試合がないので、客観的に評価してもらうといういい経験ができた」と話す。家庭部部長の太田かやのさんは「みんなで楽しんで参加できた。ウナギは和食のイメージで合わないと思ったが、中華、洋風、スイーツにも合った。楽しんで参加できた」と笑顔を見せる。副部長の藤井沙奈さんは「ウナギを食べる人が少なくなっていると聞いた。浜松で有名なウナギを使った創作料理ということで、誰でもおいしく楽しめる料理を作ろうと取り組み、いい思い出ができた」と振り返る。

 「高校生たちが楽しみながら参加してくれたので、ぜひ料理をしている動画を見てほしい」と古橋さん。「ウェブ投票した人には抽選でウナギやグッズが当たるので、多くの人に投票してもらいたい」とも。

 投票受け付けは1月25日まで。結果発表は2月~3月ごろを予定する。

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