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浜松・中田島町にパティシエの経営する喫茶店 レトロな雰囲気の建物を生かし

多くの人の来店を期待する、店長の佐藤菜摘さん

多くの人の来店を期待する、店長の佐藤菜摘さん

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 喫茶店「喫茶アイボリー」(浜松市南区中田島町、TEL 053-441-5335)が1月8日、オープンした。

昔懐かしい「カスタードプリン」

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 パティシエとしてケーキ店に勤務していた店長の佐藤菜摘さん。経験を生かし自身で飲食店を開きたいと考えていた。店舗物件を探す中、かつて「愛慕里(アイボリー)」というスナック喫茶が営まれていた場所と出合った。同店は35年もの間地域の方に親しまれてきた店だったが、3年前に閉店されたまま空きテナントに。店内のレトロな雰囲気に引かれ、このままにしておくのはもったいないと感じ、当時の店名をそのままカタカナに変えて開業にこぎ着けた。

 店舗面積は約15坪。店舗の持つ魅力を残すため内装は壁紙のみ改装し、椅子やテーブルを含め当時のものを使っている。落ち着いたダークトーンの木目を基調とし、レトロな雰囲気が広がる。

 フードメニューは料理長が厳選した食材を使うが、できる限りリーズナブルに提供したいと考えている同店。天然車海老と三河産メヒカリを使った「ミックスフライ定食」(1,600円)や、生レモンのオリジナルタルタルソースで香り良くさっぱりと食べられる「チキン南蛮定食」(1,100円)などを用意。「喫茶店だが軽食ではなく、どれも食べごたえがある」との声が届いているという。

 スイーツはパティシエである佐藤さん自身が手作り。硬めの食感に仕上げた「カスタードプリン」(400円)は、甘い香りが広がる昔懐かしい味。「コーヒーゼリー」(350円)と「カプチーノ」(600円)は、エスプレッソマシンから抽出するためコーヒー本来の香りや苦味を楽しめる。

 新型コロナウイルス対策として、スタッフは出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を徹底。定期的に換気を行う。店頭にはアルコール消毒を用意し、来店者に検温もお願いする。

 「レトロな雰囲気の中でゆっくりとした時間を過ごしてほしい」と佐藤さん。「周辺に飲食店が少ないため地域の方に気軽に足を運んでもらいたい」とも。

 営業時間は11時~17時。月曜定休。

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