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浜松・鴨江にオーガニックカフェ 心と体に優しい食事をコンセプトに

多くの来店に期待する、店長の八代さん(左)とスタッフ

多くの来店に期待する、店長の八代さん(左)とスタッフ

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 カフェ「Natural cafe tane(ナチュラルカフェ タネ)」(浜松市中区鴨江、TEL 090-7671-8142)が4月5日、オープンした。

噛むほどに甘みの広がる「玄米パンケーキ」

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 洋食店やオーガニックレストラン、バーなど、18年間にわたり飲食業に携わってきた店長の八代拓人さん。さまざまな分野の料理を学ぶなかで食の大切さを実感し、栄養価の高い素材や体によい菌を取り入れ、健やかな生活を手助けできる飲食店の開業を検討した。自身の憧れの店だった雑貨店「パヤカ」(中区鴨江)に、以前カフェとして使っていたスペースを有効活用して自身の店を開きたいと依頼したところ、八代さんのコンセプトに共感。店舗の改装をし、「パヤカ」に併設するカフェとして、オープンにこぎ着けた。

 店舗内装は、カフェとして利用されていた当時のデザインを残しつつ、八代さんが自ら作り上げた。廃材や流木、土壁、地元の竹を使った壁の装飾など、天然素材を使いデザイン。店内に入ると、まるで自然に囲まれたような落ち着いた空間が広がる。

 オーガニックや無添加、フェアトレードに配慮する同店。「愛のある生産者さんから仕入れたい」と、信頼できる地元の農家や魚店の食材のみを使い、和食と洋食、アジアン料理の要素を取り入れた創作料理を提供する。「自家製ハムとソーセージ」(990円)は、地元農家「バジルハウス」(中区萩丘)から仕入れた「トゥルシー」という品種のバジルを使い、エスニックな香りが広がるオリジナルメニュー。自家製の人参ドレッシングを使う「Taneのサラダ」(880円)は、無農薬のレタスや春菊などの上に、アクセントとして、くるみとカシューナッツ、麻の実のナッツ類をすりつぶして振りかける。

 「玄米パンケーキ」(660円)は、メープルシロップで仕上げる米粉のパンケーキ。栄養価が高く、かむほどに玄米の自然な甘みが口に広がる。グランドメニューはあえて定めず、旬の素材を使い、季節ごとに最適なメニューを用意する。

 新型コロナウイルスの対策として、入り口にアルコール消毒を設置。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を徹底。店内は、定期的に換気を行う。

 来店客からは「ゆったりした空間で居心地良い」「旬の食材が使われていてうれしい」という声が届いている。今後は、田植え体験や味噌作り体験などのワークショップを開催し、食について考える機会を提供したいと考えている。「食べたものは全て体の力になる。それを考え抜いてきちんとしたものだけを提供している」と八代さん。「何かに疲れた時は気軽に足を運んでほしい」とも。

 営業時間は11時~21時。火曜定休。

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