テークアウト専門の台湾カステラ販売店「台湾カステラPULLF(プルフ)浜松店」(TEL 053-482-7855)が6月15日、浜松市中区西伊場町にオープンした。
店主の渡辺秀樹さんは、パン店を約4年間経営していたが、コロナ禍の影響を受け昨年6月に閉店。新事業を模索する中、一昨年前に「新スイーツ」として流行した「台湾スイーツ」に着目。中でも「台湾カステラ」は、パン店での経験を生かせると考え、昨年8月に岡山県に1号店を出店。直営店として現在店舗を拡大しており、今回、全国5店舗目となる浜松店をオープンした。
店舗面積は約10坪。卵をイメージし、白を基調に黄色をアクセントカラーとして配色し、明るく清潔感のあるシンプルな内装デザインに仕上げた。
同店の主力商品「台湾カステラ」は、通常のカステラと比べ水分量が多く、しっとりとしながらもフワフワの食感が特徴。そのまま食べるほか、冷蔵庫で冷やしたりトーストしたりして変化を付け楽しむことができる。シンプルな食品のため原材料にもこだわり、こくがあり味が濃いという国産卵や、カナダ産小麦粉を使っているという。低温で約80分間かけてじっくりと焼くことでフワフワ食感に仕上げる。
サイズは、縦約14センチ、横約9センチ。「台湾カステラ プレーン」(648円)は、素材の持つこくと香りが楽しめるという。京都の宇治抹茶を入れた「抹茶台湾カステラ」(756円)は、つぶあんの層を敷いた上に生地を流し込み焼き上げる。カカオパウダーをふんだん使い、チョコチップを上に載せた「チョコレート台湾カステラ」(756円)、生地に紅茶の茶葉と濃厚ミルクティーを加えた「台湾ミルクティーカステラ」(756円)もそろえる。
店内では新型コロナウイルス対策として、スタッフに出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は窓を開放し常に換気する。行列ができる場合は、ソーシャルディスタンス確保を呼び掛ける。
来店客からは「フワフワの食感がおいしい」「見た目はボリュームがあるが、軽い食感でペロリと食べられた」などの声が届いているという。渡辺さんは「店内で一つ一つ丁寧に焼き上げている。コロナ禍で外出が制限される中、当店のカステラを食べて台湾気分を味わってほしい」と話す。
営業時間は10時~19時。