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浜松にエヴァ劇場版の「第3村」駅

天竜二俣駅で掛け替えられた「第3村」の駅名看板

天竜二俣駅で掛け替えられた「第3村」の駅名看板

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 天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区二俣町、TEL 053-925-2276)が8月1日、アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」とコラボし、天竜二俣駅構内の駅名看板を「第3村」に掛け替えた。

ホーム内の柱に掲げた「だいさんむら」のホーロー看板

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 掛川市の掛川駅から、湖西市の新所原駅まで運行する同鉄道。国登録有形文化財に指定される天竜二俣駅内の施設の一部が、今年3月から公開されているアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の舞台「第3村」のモデル地として登場し、アニメファンから注目を受けている。同社は、これまでもコラボした限定グッズや切符を販売するなど、映画のモデル地として来場者に喜ばれるイベントを考案してきた。興行収入100億円突破を記念し、映画の版権もとに同企画を提案したところ、快諾を得て実現した。

 掛け替えた看板は、駅舎入り口と上下線ホームの駅名看板に加え、ホームの柱に掛けるホーロー看板の計21枚。実際の駅名も併記するが、「第3村」に表記を変更。同社では過去に、スズキ二輪(南区高塚町)とコラボし、一日限定でフルーツパーク駅の看板を掛け替えたことがあるが、天竜二俣駅としては初の試みという。通常の乗車券か入場券(160円)を購入すれば見学できる。

 天竜二俣駅内の売店内でアニメグッズを販売する「エヴァストア」を4月から5月の期間限定で営業したが、同企画の開催に合わせて再開。「前回来店した人も楽しめるように、品ぞろえを一新した」と営業課の五十川優人さん。天竜二俣駅で限定販売する「アクリルキーホルダー」(880円)は、表面に天竜二俣駅の駅名看板、裏面に映画に登場する転車台と登場人物が描かれるデザイン。このほか、首に掛ける小型の「扇風機」(4,400円)や「Tシャツ」(3,190円)、車のフロントガラスに設置する「サンシェード」(4,180円)などを用意。いずれも、アニメのロゴや登場するキャラクターが描かれ、合計80種類ほどのグッズをそろえる。

 新型コロナウイルス対策として、駅と店舗入り口にはアルコール消毒を用意。来場者には、マスクの着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。密を避けるため、一度に入店する人数を制限する。

 公開初日からインターネットで情報を知ったファンが詰めかけ、記念写真を撮りながら劇中の世界を楽しんでいるという。「エヴァンゲリオンが好きな方や映画を見た方に喜んでもらえるように取り組んでいるので、来場者には楽しんでもらいたい」と五十川さんは話す。

 ショップの営業時間は9時~16時。看板の掛け替えとショップはいずれも9月26日まで。

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