浜松・流通元町に1月6日、「浜松市立流通元町図書館」(浜松市東区流通元町、TEL 053-422-0202)がオープンした。
同館は浜松市内で23番目の公共図書館。東名高速道路の浜松インターの南側に位置し、浜松市総合産業展示館北館1階に併設された。東区の東部地域は、図書館サービスが手薄だったことと、地元からの強い要望もあり同館が誕生した。
床面積は628平方メートル。蔵書能力は約20,000冊。全国で約240カ所の図書館運営を手がけている図書館流通センター(東京都文京区)が指定管理者として同館の運営を担当する。
館長を務めるのは、浜松市城北図書館で図書館司書だった兼田涼香さん。「当館の特徴は、蔵書の約半分が児童図書と絵本である点。じゅうたんを敷いた読み聞かせコーナーも用意した。子育てをしている母親が、子どもと一緒に本と出合う場として活用してほしい」
静岡県下の図書館では初めての音楽図書館サービス「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」を導入した。同サービスはクラシックやジャズなど約70万曲をインターネットで提供するもの。図書館カウンターで貸出用パスワードを借りると、自宅のパソコンですべての曲を無制限で聴くことができる。ただし、パソコン本体への保存やCDへの録音はできない。利用期間は2週間。期限が切れた後は新しいパスワードをカウンターで受け取れば、また音楽を聴くことができる。
開館時間は9時~17時30分(金曜は19時まで)。月曜休館。