パン店「ベーカリーショパン 佐鳴台店」(浜松市中区佐鳴台、TEL 053-488-4980)が2月24日、オープンした。
同店は、2013(平成25)年に愛知県豊橋市に創業。「ちょっとおしゃれで、ちょっとぜいたくなひと時で、幸せを届けたい」というコンセプトのもと、焼き立てパンの提供にこだわり運営している。豊橋市内に2号店を出店した後、2018(平成30)年に浜松初進出となる「浜松泉店」(中区)をオープン。新型コロナ禍におけるテークアウト需要が後押しとなり、順調な業績を残してきた。より多くの人に同店の味を届けたいと、事業拡大のため同店のオープンを決めた。
店舗面積は約40坪。テークアウト中心だが、イートインスペースとして、テーブル席8席を用意する。店舗デザインは、南欧風をイメージ。白を基調に、木目調の棚やオレンジ色のフロアで、温かみのある空間を演出する。
常に焼き立てのパンを提供するため、1日に3、4回焼き上げる。「焼き立て・揚げ立て・でき立てにこだわっている。人気商品は、1日に20回焼く場合もある」と事業部長の松井隆さん。総菜パンからデザート感覚のものまで、計80種類のメニューから常時50種類をそろえる。
「牛肉ゴロッと匠のカレーパン」(216円)は、「日本カレーパン協会」(神奈川県)主催の「カレーパングランプリ」で西日本部門1位になったこともある同店の看板メニュー。10種のスパイスを配合し、5時間煮込んだ自家製カレーを生地で包み、カリッとした食感に揚げる。かむたびに自然な甘みを感じるという「もちもちショパン」(291円)は、独自の製法で焼き上げ、もちもちの食感に仕上げる。国産バターとヒマラヤピンク岩塩を使う「塩バターロール」(118円)は、香ばしいバターの香りともっちりとした食感が特徴。このほか、北海道産牛肉のサンドイッチ「贅沢(ぜいたく)ローストビーフ」(432円)や、富良野メロンで作るクリームが入る「すっごいメロンパン」(280円)などを用意する。
新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒、マスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。飛まつ防止のため、レジカウンターにパーティションを設置。ドアノブや蛇口など、店内は1時間ごとに消毒する。密を避けるため、行列ができる場合は、間隔を空けて並ぶように呼び掛ける。
松井さんは「パンの販売だけでなく、元気を持ち帰ってもらえる店づくりを心掛けている。いつでも焼きたてのパンと笑顔で迎えるので、気軽に来店してほしい」と話す。
営業時間は、平日=8時~19時、土曜・日曜・祝日=7時~19時。火曜定休。オープニング期間のため、3月中旬までイートインスペースは開放しない。