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浜松・田町に日本酒バー新店 全国の日本酒そろえ笑顔あふれる店目指し

「おりょう」店主の村松さん

「おりょう」店主の村松さん

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 日本酒バー「おりょう」(浜松市中区田町、TEL 090-1419-5015)が4月5日、オープンした。

全国から仕入れるこだわりの日本酒

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 店主の村松千佳さんは、元々銀行員だったが、自身が常連だった飲食店のオーナーから誘いを受けたのをきっかけに、飲食業界に飛び込んだ。中区肴町の居酒屋で店長として約10年間勤めてきたが、新型コロナの影響を受け昨年3月に余儀なく閉店した。いつか自分の店を持ちたいと思い描いていた村松さん。常連客から再開を求める声も多く、同店のオープンを決めた。自身の好きな日本酒を中心に提供するバーとして、笑顔で酒が楽しめる店を目指す。

 店舗面積は約8坪で、カウンター席のみ7席を用意。大正ロマンをイメージしてデザインした店内は、塗り壁や木材のカウンターテーブルを使い、温かみを感じる雰囲気に仕上げた。

 店主自ら見定めた全国の日本酒を常時約15種類そろえる。群馬県の「土田酒造」の「土田 菩提もと(ぼだいもと)×山廃もと(やまはいもと)」(800円)は、カラメルのような甘みとバランスの良い酸味が特徴。女性の杜氏が造る「浜松酒造」の「出世城 純米」(600円)は、甘みの中にも切れのある味を楽しめる。このほか、米そのものの風味を感じられる「黒沢酒造」(長野県)の「生もと(きもと)黒沢」(700円)や契約栽培米を使う「山忠本家酒造」(愛知県)の「義侠」(800円)などを用意。「高い酒がおいしいとは限らない。価格やブランドではない、本当においしいと感じるものだけを提供している」と村松さん。

 日本酒と相性の良い一品料理も用意。「自家製チーズぬか漬け」(200円)や「カツオ刺身」(500円~)、手作りの餡(あん)を使う「焼き餃子」(5個=400円)など、常時約10種類をそろえる。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と飲食時以外はマスクの着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。飛まつ防止のため、席の間にパーティションを設置する。

 オープン後は、以前の店の常連を中心に多くの来客が訪れ、順調な滑り出しという。村松さんは「街中の中心地から少し離れた隠れ家的な店。足を運んでくれた方が癒やされ、明日への活力にしてもらえたら」と話す。

 営業時間17時~22時。月曜定休。

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