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浜松の弁当製造会社が「おに弁」開発 「おにぎり以上弁当未満」コンセプトに

コラボ商品を発案したお笑いコンビ「パックンマックン」

コラボ商品を発案したお笑いコンビ「パックンマックン」

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 弁当製造販売会社「自笑亭」(浜松市中区神田町、TEL053-442-2121)が6月23日、ごはんを器にした新商品「おに弁」の販売を始めた。

「おにぎり以上弁当未満」をコンセプトにする「おに弁」

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 同社は、江戸後期安政年間の創業とされる老舗で、JR浜松駅内の駅弁販売をはじめ、弁当や仕出し料理を製造・販売する。今年1月、M&Aにより「遠州米穀」(磐田市)が同社の親会社となったこともあり、米の消費量増加につながる商品を模索。同社の総菜製造のノウハウを生かし、「おにぎり以上弁当未満」をコンセプトに同商品を開発した。

 静岡コシヒカリのごはんを四角形の器にかたどり、浜松の特産品などのおかずをのせる。紙に包んだ簡易包装のため、手を汚さずに片手で気軽に食べられる。プラスチックトレーなどの弁当容器が不要なため、SDGsにも配慮する。遠州灘産の釜揚げシラスと焼き上げた三ケ日牛を合わせた「シラス&三ケ日牛」、静岡県産の「ウナギ」、串焼きすることで余分な脂を落とした「焼サバ」などを用意。県内のテレビ番組に出演するなど静岡にゆかりのあるお笑いコンビ「パックンマックン」とコラボした「パックンマックンおに弁」も販売。パックンさんの出身地米国コロラドのバーベキューソースの牛肉と浜名湖産アサリの煮付けを組み合わせた。このほか、「カレー」「やきそば」「エビフライ」など12種類をそろえる。

 「本場の味を再現して納得の行くコラボ商品に仕上がった」とマックンさん。パックンさんは「片手で気軽に食べられる『片手のパラダイス』。ごはん一粒一粒の食感と甘みも楽しめる」と魅力を伝えた。

 今後は冷凍状態での販売も計画しており、全国展開も視野に入れる。「地域の人のリクエストに応えるなど、応用の幅が広いのでさまざまなメニューを考案していきたい」と社長の伊藤篤さん。「地元食材を使い静岡に貢献できたら」とも。

 価格は250~500円。サイズは、縦8センチ、横10センチ、高さ3センチ。約150グラム。同社の本社店舗とJR浜松駅構内などで販売する。

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