ルアー専門店「LURE SHOP MAKO(ルアーショップマコ)」(浜松市南区倉松町)が6月5日、オープンした。
店主の齋藤誠さんは、祖父の影響で幼稚園のころから釣りを趣味にしている。社会人になってからも20年ほど釣りを続けてきた中で、培った経験から得たルアーの使い方や選び方などを多くの人に伝えたいと考えた齋藤さん。趣味が高じて同店のオープンを決めた。
店舗面積は約10坪。ルアーの色を正しく見てもらうため店内の壁と照明を白色にした。壁面には、齋藤さんが過去に釣った魚の写真を飾る。
生き餌ではなくルアーと呼ばれる疑似餌を使って魚を釣るルアーフィッシング。ルアーを駆使して、いかに魚を誘い釣り上げるかを考えるため、駆け引きが重要になるという。同店では陸釣り「ショア」と船釣り「オフショア」のいずれのルアーも用意。ルアーを投げ入れて釣るキャスティング用と、ルアーを沈めて動きを加えながら巻き上げて使うジギング用の商品もそろえる。
浜松であまり見かけないメーカーを意識して仕入れ、取り扱うルアーは常時約1200アイテムをそろえる。浜名湖でのヒラメやマゴチ釣りなどに適した「ニコデザインオフィス」の「Rabit109」(2,090)円や「Rabit90」(1,870円)は同店オリジナルカラーも用意。スズキを対象魚にする「タックルハウス」の「TKLM90」「TKLM80」(以上1,980円)、ナマズ用の「ザクトクラフト」の「おちぱっくん」(1,540円)なども用意。カラフルなパラロープを編み込んで作った「オリジナルロープ」は、フィッシュグリップなどの釣り具の落下防止に使う。「40センチ」(2,300円)、「60センチ」(2,700円)、「80センチ」(3,100円)、「1メートル(2,300円)」と4種類の長さをそろえる。このほか、針や糸、店のロゴマークをあしらったオリジナルウエアなども取りそろえる。
オープン後は徐々に来店客も増え、インスタグラムを見て来店する若い客もいるという。「ルアーフィッシングは駆け引きが楽しい。使い方や特徴など、分からないことがあれば聞いてほしい」と齋藤さん。「コロナ禍で釣りをする人が増えたのはうれしいが、ごみの持ち帰りや決められた駐車場を利用するなど、マナーを守って楽しんもらえたら」とも。
営業時間は11時~19時。木曜定休。