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舘山寺温泉街のレトロパチンコ店がリニューアル 昭和や平成の20台そろえ

「レトロなパチンコを気軽に楽しんでほしい」と話す店主の新村さん

「レトロなパチンコを気軽に楽しんでほしい」と話す店主の新村さん

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 レトロパチンコを楽しめるゲームセンター「パチンコマルマツ」(浜松市西区舘山寺町、TEL 053-487-0268)が8月10日、リニューアルオープンした。

昭和と平成の懐かしいパチンコ台がならぶ「パチンコマルマツ」

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 同店は、店主の新村浩利さんの父・健一さんが「丸松パチンコ」として昭和30年代(1955~1964年)初頭に創業。当時はパチンコ60台を備えていたという。新村さんは隣接する日本料理店「松の家」の店主を務める傍ら、事業を引き継ぎ営業を続けてきた。2007(平成19)年にパチンコ店からゲームセンターに業態変更。その後、商店街からの要望を受け店内に観光案内所を併設した。懐かしいレトロパチンコのみを楽しめる専門店にしようと考えた新村さんは観光案内所を閉じ、パチンコ以外のゲーム機を撤去して、「パチンコマルマツ」としてリニューアルした。

 店舗面積は約17坪。板張りのフロアやカラフルな壁紙、呼び出しランプなどの設備を残し、昭和を感じるレトロな雰囲気を楽しんでもらえるようにした。

 チューリップや風車などの羽根物のパチンコ台を始め、1980年代後半以降のレトロなパチンコ約20台をそろえる。1987(昭和62)年に登場したパチンコ台「キングタンク」は、同店が扱う最も古い機種。女性アイドルユニットとタイアップした「OL娘2」は、当時大流行したという。1993(平成5)年に最初に液晶を取り入れた機種「ダービー物語」などもある。「懐かしいパチンコ台は、往年のファンにとっては宝物のように感じてもらえる」と新村さん。趣味で収集している人が来店し、台を譲ってほしい頼まれることもあるという。

 遠くは四国や東北から足を運び、目当ての台を一日中打っている来店客もいるという。新村さんは「宿泊客が気軽に楽しめる憩いの場でありたい。コロナ禍で観光業界は厳しい環境にあるが、温泉街を活気づける役に立てたら」と話す。

 営業時間は10時30分~19時。火曜定休。16歳未満の来店は保護者の同伴を求める。料金は30分=500円、60分=1,000円。景品はない。

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