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浜北区の庚申寺でイベント 「歴史と文化を感じる暮らし」テーマに浜北北部エリアの魅力発信

宮口まちおこしの会の太田富次郎会長(左)と浜北商工会の鈴木一生理事(右)

宮口まちおこしの会の太田富次郎会長(左)と浜北商工会の鈴木一生理事(右)

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 イベント「はまきた散歩2022」(TEL 053-586-2171)が11月5日、臨済宗寺院「庚申寺(こうしんじ)」(浜北区宮口)で開催される。主催は「宮口まちおこしの会」と「浜北商工会」。

石畳が続く風情ある門前

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 同イベントは、浜北商工会による浜北区北部にぎわい創出事業「浜北ざわざわプロジェクト」の一環として、「庚申寺」を会場に門前を通行止めにして開催する。「歴史と文化を感じる暮らし」をテーマに、宮口地区の歴史探索や住職による祈祷など、歴史に関わる機会を設けて地域の魅力を発信する。

 725年に建立されたという庚申寺は、日本三庚申の一つとされ、山門の屋根の四方には焼き物で作った「四猿」が飾られている。 延命長寿の寺で、本堂の中央にはかなえたい願い事を聞く「お願い猿」を置く。門前には石畳の参道が続いている。

 イベント当日は、浜北区の北部エリアにスポットを当てた、さまざまな企画を用意する。「歴史&スイーツめぐり」(参加費=500円)は、ガイドの案内で、門前町として栄えた街並みを探索した後、日本料理店「会席 碧AOI(あおい)」で和菓子と抹茶を楽しむ。

 浜北の食の魅力を発信する企画「門前マルシェ&キッチン」では、スパイスカレーとビリヤニ専門店「ハマキタビリヤニ」やとんこつラーメンなどを販売する「香穂」、「カモメの珈琲(コーヒー)屋さん」などのキッチンカーが出店。「軽トラ市」では、収穫したばかりの地元農産物を用意する。門前の酒造会社「花の舞酒造」では、日本酒講座を開催。日本酒の試飲や同イベントオリジナルラベルの日本酒も販売する。

 屋外ステージでの「お寺deライブ」では、北浜中学校の竜神太鼓部生徒の演奏や、地元有志と子どもが囃子(はやし)などを披露。車中泊をしながら全国を旅するユーチューバー「タビワライフ」による、浜北の魅力を語るトークショーも行う。

 このほか、家庭で余っている食材をこども食堂などに寄付するSGDs活動「余っている食べ物を贈ろう」、浜松では珍しいという「三階屋台」の展示、受賞者に賞品を進呈する「インスタフォトコンテスト」なども行う。

 宮口まちおこしの会の太田富次郎会長は「歴史ある宮口を知ってもらうために準備したイベント。さまざまな企画を用意しているので足を運んでもらえたら」と話す。

 浜北商工会の鈴木一生理事は「浜北北部エリアの『いいね』を多くの人に知ってほしい。同エリアを拠点とした事業を通して、今後も継続的にぎわいを創造していきたい」と意気込む。

 開催時間は10時~15時。駐車場は「JAとぴあ麁玉支店」に用意する。祈祷と「歴史&スイーツめぐり」の申し込みは、浜北商工会ホームページ内の専用フォームで受け付ける。

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