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浜松・東田町の創作料理店が移転リニューアル 隠れ家的な落ち着いた空間

「落ち着いた空間で、おいしい食事と酒を楽しんでほしい」と話す店主の藤田さん

「落ち着いた空間で、おいしい食事と酒を楽しんでほしい」と話す店主の藤田さん

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 創作料理店「WINE & JAPANESE GRILL FUJITA(ワインアンドジャパニーズグリルフジタ)」(浜松市中区東田町、TEL 053-455-2552)が10月4日、移転リニューアルした。

「ワイン&ジャパニーズグリル フジタ」の料理

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 店主の藤田隼介さんは、市内飲食店に勤務する中で料理人としての経験を重ね、2008(平成20)年に中区田町に同店をオープン。中心市街地から少し離れた落ち着いた場所で営業したいと、2012(平成24)年に同松城町に移転した。将来的にランチ営業を始めたいと考える中で、適した広さと立地のテナントと出合い、今回の移転リニューアルを決めた。

 店舗面積は約30坪。席数は、テーブル=20席、カウンター=5席。店内は、黒とグレーを基調にした落ち着いた雰囲気の和モダン空間。エントランスに石を並べ、セラミック製のシックな家具を使うなどして高級感を演出した。

 ワインと相性の良い、和食のテイストを盛り込んだ創作料理を中心に提供する。静岡産黒毛和牛や舞阪漁港で水揚げされる旬の魚介、地元産の無農薬や減農薬野菜など、良質な食材を見定めて仕入れる。ワインは、日本人の好みに合うとされるピノ・ノワール種を多く取りそろえる。

 「コースA」(5,500円)は8品で構成する。「三ヶ日牛ローストビーフ トモサンカクと内ももの盛り合わせ」は、希少部位とされる「トモサンカク」と赤身のさっぱりとした味わいが特徴の「内もも」の2種類のローストビーフを楽しめる。せいろで蒸し上げる「ニューカレドニア産 天使のエビとコンソメ出汁(だし)巻き卵」は、トリュフソルトで仕上げる。このほか、「柔らかリブロースステーキ 静岡県産わさび添え」や「鮮魚のカルパッチョサラダ仕立て」、デザートなどを提供する。

 「コースB」(6,500円)は、コースAのリブロースステーキの代わりに「黒毛和牛A5ランク 静岡育ちランプとアワビのステーキ 特製赤ワインソース」を入れたコース。「スペシャルディナーコース」(9,000円~)は、「活(い)きオマールエビのタルタルチーズ焼き」と「自家製豆腐 オリーブオイル&トリュフオイル」が加わる。

 一品料理として、地元の旬の食材を使う「浜名湖産活きハマグリの酒蒸し」(1,300円)、おろししょうゆと静岡県産ワサビで仕上げる「ラムチョップ」(2本=2,000円)、「山芋と豆腐のステーキ 鉄板チーズ焼き」(900円)などをそろえる。

 オープン後は、移転前の常連に加え新規の来店客も多く、順調な滑り出しという。藤田さんは「中心市街地から少し離れた落ち着いた空間で、おいしい食事と酒を楽しんでもらえたら」と話す。

 営業時間は18時~22時。月曜・火曜定休。コース料理は2人以上の完全予約制。

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