イベント「2022遠鉄電車トレインフェスタ」(TEL 053-435-0221)が11月13日、遠州鉄道西鹿島駅に隣接する車両工場(浜松市天竜区二俣町南鹿島)で開催される。
同イベントは、「遠州鉄道」が地元の子どもを中心に同社の電車により親しんでもらいたいと考え、10年以上前から年に1度開催してきた。コロナ禍で2019年を最後に中止が続いていたが、感染対策を整えた上で3年ぶりに開催する。
普段入ることができない同鉄道の車両工場をメイン会場に、さまざまな企画を用意する。電車の運転室に入る「運転士体験」は、ハンドルを触るなどして運転士になった気分を味わえる。「洗車機体験」は、2両1編成の電車に乗ったまま稼働する洗車機を通過する。このほか、実物のデザインを再現した「制帽ペーパークラフト体験」や、電車や作業する乗務員の写真を展示する「ギャラリー電車」などを企画する。
物販エリアでは、オリジナル缶バッジのカプセルトイや映画「エヴァンゲリオン」とのコラボグッズを用意。実際に電車に取り付けていたヘッドマークやつり革などの販売も予定し、「鉄道ファンから人気があり例年すぐに完売してしまう」と広報担当者の望月陽平さん。
来年放送予定のNHK大河ドラマ「どうする家康」に向けて、地域間で協力して誘客を図ろうと、「豊橋鉄道」「愛知環状鉄道」「天竜浜名湖鉄道」の出展ブースも用意する。
「3年ぶりの開催を迎えられてうれしい」と望月さん。「小さな子どもから鉄道ファンまで一日楽しめるイベント。きちんとした感染対策を整えているので、安心して来場してもらえたら」とも。
開催時間は10時~15時。