ピザ専門店「PIZZERIA CIRO（ピッツェリア チーロ）」（浜松市中区肴町、TEL 053-523-8966）が12月8日、オープンした。

落ち着いた雰囲気の店内

　浜松を中心に飲食店を多店舗展開する「プレジャーシップ・ダイニング」（中区）が運営する同店。店長兼料理人の森上陽司さんは、ピザ職人としてイタリアのナポリに約10年在住した経歴を持つ。帰国後、静岡県内のレストランでの勤務を経て、豊橋市に同店を独立開業した。10年ほど営業してきたが閉店し、地元浜松に帰省して再開しようと模索していたところ、共通の知人を介して同社社長と出会い、同店をリニューアルオープンした。

　店内にはカウンター席のみ10席を用意。入店すると、カウンター越しにカラフルなモザイクタイルをあしらったピザ窯が目を引く。200年以上の歴史を持つピザ窯メーカー「ジャンニアクント」の製品をイタリアから取り寄せた。

　まきで火入れしたピザ窯を使い、目の前で焼き上げてライブ感を演出する。常時約5種類のピザを用意し、リクエストに応じてアレンジしたピザも提供する。水牛のモッツァレラチーズを使う「マルゲリータ」（2,400円）は、グラスに注いだオリーブオイルをかけることで、マイルドな口当たりに仕上げる。トマトとニンニクのシンプルなピザ「マリナーラ」（1,800円）、自家製のバジルペーストを使う「バジルペスト」（2,600円）、ゴルゴンゾーラとモッツァレラ、羊のミルクで作るペコリーノロマーニャチーズを組み合わせた「ゴルゴンゾーラ」（3,200円）なども用意。「生ハムとモッツァレラサラダ」（1,200円）は、モッツァレラチーズと生ハムに、森上さんの両親が栽培する旬の無農薬野菜を添えて提供する。全品共に価格は、仕入れレートによって変更する。

　森上さんは「浜松の活性化につながる店を目指していきたい」と話す。

　営業時間は17時～24時（予約制）。月曜定休。