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聖隷福祉事業団が地元野菜使ったスムージー販売 Vリーグ女子選手・薬膳料理家と開発  

「ブレス浜松」の水上選手(左)と播磨選手(右)

「ブレス浜松」の水上選手(左)と播磨選手(右)

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 社会福祉法人「聖隷福祉事業団」(中区)が1月21日、バレーボールVリーグ女子2部所属の「ブレス浜松」とキッチンカー事業などを手がける「Food Officeハチドリ」(浜北区)とで共同開発したスムージー「健幸(けんこう)スムージー」の販売を始めた。

「健幸スムージー」開発プロジェクトメンバー

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 同事業団管理栄養士の伊熊美紀さんによると、選手をはじめ現代の若い女性の食生活には、野菜不足や朝食の欠食、貧血など栄養的な課題があるため、手軽に野菜や栄養を取れる「スムージー」の開発を決めたという。おいしさや飲みやすさについては、「Food Officeハチドリ」代表で薬膳料理研究家のヤマグチヒロさんに意見を仰いだ。試飲した選手たちの声も取り入れ、3者で試作を重ね完成にこぎ着けた。

 スムージーは、浜松の野菜や果物をふんだんに使い、飲みやすく工夫した2種類を用意する。「塩分や糖分も控えているので罪悪感なく飲める」(伊熊さん)という。サラリとした飲みやすさが特長という「豆乳でまろやか!やさしさをごくり 小松菜スムージー」は、コマツナをメインに豆乳を使うことでまろやかに仕上げた。ミカンやバナナなども入れ、栄養面にも考慮した。寒い時期でも体を冷やさないようにと考案した「生姜でポカポカ!繊維まるごとにんじんスムージー」は、ニンジンをメインにヨーグルトや果物を使い、ツブツブ食感が楽しめるのが特徴。ビタミンAを豊富に含むというミカンと青ミカンも加えた。

 今後は、選手監修によるスムージーの販売も計画している。「朝食や運動後に手軽に飲めるスムージーで、選手を始め多くの人の健康を応援したい。試合を見に来た人が飲みながら応援するような、より身近な存在になれたら」と伊熊さん。「材料を地産地消することで、地域貢献にもつなげたい」とも。

 価格は1杯当たり=200ミリリットル入り700円。「ブレス浜松」ホームゲーム会場で販売する。

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