喫茶店「パンと喫茶 ぱんプラス」(浜松市北区引佐町横尾1158)が2月2日、オープンした。
店主の永田千恵さんは、10年以上にわたるパン作り教室講師で培った調理技術を生かして、「あこ酵母」を使った自家製パンを提供する喫茶店として、同店をオープンした。
永田さんによると、「あこ酵母」は、米と小麦粉を使い、酵母菌とこうじ菌を培養して作る天然酵母で、使うとまろやかな風味が出て毎日食べても飽きないパンに焼き上がるという。
店舗面積は約6坪。席数は、テーブル席10席、ソファ席1席、カウンター席3席。店舗デザインは、白を基調に木材をふんだんに使い、ナチュラルで落ち着いた空間に仕上げた。パンの焼き型を使った照明や、麦の穂をデザインしたシャンデリアを飾り、パンをモチーフに演出した。
店のメニューは、子どもから年配者まで安心して食べられるように配慮し、野菜はできる限り地元産や無農薬栽培の物を使うという。「ぱんプラスプレート」(1,000円)は、3種類の自家製パンとサラダ、地元精肉店「とんきい」(北区)の無添加ソーセージなどをセットにする。パンは、食パンやきなこバターを載せた雑穀パンなど日替わりで用意し、自家製ジャムとバターを添えて提供する。このほか、ドリンクをセットにした「パンとお飲み物」(850円)、厚切り食パンを使った「あんバタートースト」(450円)も用意する。
ドリンクメニューは、軽井沢の焙煎(ばいせん)所「COFFEE ROASTERY NAKAJI(コーヒーロースタリー ナカジ)」から仕入れた豆を使う「コーヒー」(500円)、旬の果物のミックスジュース「コールドプレスジュース」(450円)など。
テイクアウトで販売するパンも常時約10種類を用意。長時間発酵させた「食パン」(280円)、全粒粉を加えることでザクザクした食感を楽しめる「クロワッサン」(200円)などをそろえる。パンは、店内で食べることもできる。
永田さんは「オープン後は連日パンが売り切れる順調な滑り出し。毎日食べても飽きないパンと食の安全に配慮したメニューを用意しているので、気軽に足を運んでもらえたら」と話す。
営業時間は9時~15時。木曜・金曜、第1・3・5土曜日のみ営業する。