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浜松市・細江町に茶農家が手がけるお茶カフェ 「安心・安全なメニュー」提供

「お茶の世界をより深く知り、ゆったりと楽しんでもらいたい」と話す広報担当者の鈴木さん

「お茶の世界をより深く知り、ゆったりと楽しんでもらいたい」と話す広報担当者の鈴木さん

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 カフェ「まるたま茶屋」が4月10日、静岡茶の製造・販売会社「まるたま製茶」(浜松市北区細江町中川、TEL 053-522-0517)内にオープンした。

ほうじ茶をたっぷりと使った「ほうじ茶ミニパフェセット」

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 同店を運営する「まるたま製茶」は、1969(昭和44)年から製茶業を始め、茶葉の栽培、製茶、販売までを一貫して行っている。除草剤を使わず、農薬・化学肥料を減らし「子どもにも安心・安全なお茶」の提供を目指す。

 同社では、茶農家だからこそ知るお茶の魅力を伝えたいと、2020年から敷地内の「まるたま茶屋はなれ」でワークショップを開催。焙煎(ばいせん)方法やアレンジレシピを学ぶ場を提供してきた。広報担当者の鈴木あおいさんは「お茶の世界をより深く知り、ゆったりと楽しんでもらう場所を作ろうと思い、手間暇かけたメニューを提供する同店のオープンを決めた」と話す。

 店舗面積は約28坪。店内の席数は、テーブル=12席、カウンター=2席、座敷=3席。小屋を改装した店内は、築50年以上の建物の魅力を残し、懐かしさを感じるデザインに仕上げた。昔ながらの建具やヒノキを使ったテーブルを置き、居心地の良い空間を演出。子育て世代も過ごしやすいよう、オムツ替えシート付きのトイレも用意する。

 季節ごとにお薦めのお茶を楽しめる、ドリンクとスイーツのセットメニューは3種類そろえる。ほうじ茶をたっぷりと使った「ほうじ茶ミニパフェセット」(990円)は、食感が異なる2種類のほうじ茶ゼリーや、菓子店「浜松文明堂」(東区)のカステラ、敷地内で栽培したヤマモモを使ったジャムなどを入れた。甘さひかえめに仕上げた「緑茶あん最中セット」は、「内藤製餡所」(中区)の緑茶あんを使う。ほうじ茶の茶葉と粉末を使った「ほうじ茶カステラセット」(以上880円)は、口に広がる茶葉の香りを楽しめる。セットドリンクは、ゆったりと楽しんでもらえるよう、約3杯分を提供する。このほか、ほうじ茶の「おこさまアイス」(300円)や「ほうじ茶くずもち」(200円)なども用意する。

 店舗は、直売所としても営業する。「ゆめするが緑茶ティーバッグ」(5個入り=500円)などの茶葉や、国産大豆をほうじ茶でコーティングした菓子「あとひきほうじ茶大豆」(450円)などを販売する。

 「安心・安全なお茶やスイーツと一緒にゆったりと過ごしてもらいたい。日常が豊かになる手伝いができたらうれしい」と鈴木さん。「今後メニューをさらに充実させる予定なので、楽しみにしてほしい」とも。

 営業時間は、カフェ=11時~16時、直営所=9時~18時。日曜・祝日定休(ゴールデンウイークは営業)。

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