カフェ「100cafe(ワンハンドレッドカフェ)」(浜松市中区上島)が7月6日、オープンした。
店主の伊藤大揚さんは、大学卒業後約20年間、製造業関連の商社に勤めた。学生の頃からいつかカフェを開きたいと思い描いていたことから、一念発起して退職を決め、オープンにこぎ着けた。伊藤さんは「構想20年で出来上がった店。コーヒーと音楽好きが集まるような空間を目指している」と話す。
店舗面積は約15坪。席数は、テーブル=8席、カウンター=6席。店内は、ダークブラウンを基調にした落ち着いた雰囲気で、鮮やかなブルーのアクセントカラーを使い空間を演出。1960~70年代の映画やロックミュージックのポスターなどを飾り、「自分の好きなものをかき集めた店にした」という。
カウンター越しに備えたコーヒー焙煎(ばいせん)機でローストするコーヒーを提供する。豆は、味や香りなどが決められた評価基準を満たし、生産体制や工程に至るまで品質管理を徹底したコーヒー「スペシャルティコーヒー」のみを扱う。
「コーヒー」(450円)は、季節に合わせたオリジナルブレンドを提供する。100円増しで、使う豆を指定できる。このほか、「紅茶ラテ」(600円)や、メロン・コーラ・ジンジャーエールの3種類を用意する「クリームソーダ」(550円)などをそろえる。
食べ応えのある太いソーセージをのせた「ホットドッグ」は、「プレーン」(1,000円)、「チーズ」「チリ」(以上1,100円)などをそろえ、フライドポテトを添えて提供する。トマトとバターをベースにした自家製カレーは、「ガーリックシュリンプカレー」や、独自に配合したスパイスに漬け込んだもも肉を使う「チキンカレー」(以上1,200円)を用意。パン専門店から仕入れるオリジナル生地で焼き上げる「ワッフル アイスクリームのせ」(600円)などのスイーツもそろえる。
コーヒー豆のみの販売も行う。紅茶を思わせるフレーバーと甘みが特徴というエチオピア産の「イルガチャフィー ペシカ G1 ウォッシュド」(100グラム=1,080円)、深みのあるコクと苦みが味わえるというインドネシア産の「ミトラ G1」(同=740円)など、6種類をそろえる。
SNSをきっかけにした来店客が多く順調な滑り出しという。伊藤さんは「友達の家に遊びに行く感覚で、まずは一度気軽に足を運んでもらえたら」と話す。
営業時間は11時~20時。月曜、第3日曜定休。