「岐阜タンメン 浜松店」(浜松市東区天王町、TEL 053-568-1525)が7月24日、オープンした。
岐阜市に本店がある「岐阜タンメン」は2009(平成21)年、愛知県に屋台で出店した「タンメン専門店 板谷」が始まり。当時は東海地方にタンメン専門店がなく伸び悩んでいた際に岐阜市で店舗型としてオープンしたところ、行列ができる店にまで成長。岐阜の人への感謝を込めて「岐阜タンメン」と名付けた。現在は岐阜・愛知を中心に20店舗以上を展開する。
広報担当者の廣井朗さんによると、東海エリアを中心に店舗展開を進める中でSNSやメールなどで浜松出店を願う声を多く受けていたという。浜松に住む人にも身近で味わってもらいたいと、静岡初出店を決めた。
席数は、カウンター=6席、テーブル=8席。赤色をアクセントに「街の中華屋」のような親しみを感じるデザインに仕上げたという。
同店のタンメンは、豚肉、白菜、キャベツ、ニンニクからうまみを抽出し、塩だしのスープと合わせるという。麺は福岡県の製麺所から仕入れる平打ち細麺で歯切れの良さが特徴とも。たくさん食べたい人にも満足してもらえるように「替玉システム」(1玉=150円)を取り入れる。卓上には「酢もやし」を用意し、最後までさっぱりと食べられるように工夫する。「浜松ギョーザのように、ギョーザと一緒に食べるのもお薦め」とも。
メインメニューの「岐阜タンメン」(820円)は、5段階の辛さを無料で選べる。辛みにはトウガラシを使った辛みあんをのせる。「野菜増量」「味玉」「肉増量」(以上130円)などのトッピングもそろえる。セットメニューには、タンメンの味を邪魔しないようシンプルに仕上げるという「半チャンセット」(250円)、ニンニクを強めにしたギョーザを付けた「半チャンギョーザセット」(350円)などを用意する。
オープン後は、連日行列ができるほど順調な滑り出しという。「念願の浜松に出店できてうれしい。地域に愛される店を目指していきたい」と廣井さん。「メニューがまだフルラインナップで提供できていないが、順次整えていくので楽しみにしていてほしい。岐阜タンメンをきっかけに岐阜のことも知ってもらえたら」と呼びかける。
営業時間は11時~翌3時。