ウナギ料理専門店「炭火和房 鰻(うなぎ)かぶと」(浜松市東区天竜川町、TEL 053-582-7650)が8月23日、オープンした。
浜松の中心市街地で和食店を2店舗運営する「かぶとグループ」(中区板屋町)が展開する同店。オーナーの中野雅一さんは、名古屋市内の料亭や日本料理店で15年ほど板前として修業した経歴を持つ。約20年前に独立して板屋町に和食店「かぶと」を開店。2号店の出店を経てこの度、うなぎ店のオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約20坪。席数は、テーブル=12席、カウンター=6席。店内は、ダークブラウンとグレーを基調にしたシックな和モダンデザインを採用。BGMにジャズを流して落ち着いた空間を演出する。
メニューは、「うな重 上」(1尾入=4,400円)、「うな重 特上」(一尾半入=5,800円)、平日限定販売の「うな丼」(3,500円)など。国産ウナギのみを仕入れ、炭焼きにした骨を使っただしを、3日かけて煮出して作ったたれを使う。炭火で関西風に焼き上げることで、中はジューシー外はパリッとした食感を出しているという。「目の前の焼き台でウナギ一尾をそのまま焼き上げる迫力も楽しんでほしい」と中野さん。
一緒に提供する白米にもこだわり、山形県産の「つや姫」をうなぎと合うよう釜で炊き上げる。それぞれを楽しんでもらえるようにと、白木で作った2段重ねの重箱に盛り付提供する。いずれも、肝吸い・漬物・自家製杏仁豆腐(あんにんどうふ)をセットにする。
中野さんは「うなぎ店を開きたいと10年以上構想してきたのでオープンを迎えられてうれしい。おいしい物を手軽に楽しんでもらえるよう、できる限りリーズナブルに提供している。一度足を運んでもらえたら」と話す。
営業時間は、ランチ=11時~14時、ディナー=17時~20時30分。火曜定休。