静岡県内の蒸留所などが集まる「ウイスキーステーション HAMAMATSU 2023」が11月12日、浜松市中区田町の新川モールで初めて開かれる。今年1月に発足したばかりの浜松バーテンダークラブ(鳥井祐稔会長)が主催する。
ウイスキーの試飲を通じて魅力を知ってもらうと共に、新たな銘柄や出展するメーカーや造り手、バーテンダーとの出会いや交流を楽しんでもらうのが狙い。当日は「キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所」(御殿場市)や「ガイアフロー静岡蒸溜所」(静岡市)、「井川蒸溜所」(同)などをはじめ大手飲料メーカーや輸入代理店などが出展、約20ブースを展開する。
ウイスキー以外にも、徳川家康が愛飲したとされるリキュールの「忍冬(にんどう)酒」を味わえる他、カクテルブースでは、同クラブを中心に浜松市や静岡市で活躍するバーテンダー5人がオリジナルカクテルを作り、1杯300円で提供する。浜松市内で活動するジャズバンドの演奏も楽しめる。
鳥井会長は「ウイスキーは時間をかけた造り手の思いや、たるの中で原酒を寝かせ琥珀(こはく)色になるまでの時間を感じたり、会話の時間を楽しんだりできるのが魅力。さまざまな出会いを通じて味わってほしい」などと話している。
開催時間は11時~17時。来場希望者は浜松バーテンダークラブの公式ホームページから予約が必要となる。