炭火焼き鳥を提供する「鳥よう」(浜松市中区千歳町、TEL 053-401-0233)が10月17日、オープンした。
店主の松永ようすけさんは今夏まで都内で展開する焼き鳥の名店に勤めていたという。出身地の静岡で店を持つ夢を実現させようと準備し、集客を見込める浜松市で物件を探し独立した。
樹齢150年といわれる奈良県産ヒノキを使ったカウンターを備え、落ち着いた雰囲気に仕上げた。店舗面積は約20坪で、席数は、テーブル=14席、カウンター=11席。おまかせコース2種類を基本に展開する。紀州や土佐の備長炭を使って閉じこめた焼き鳥のうまみを楽しめるのが売り。焼き鳥に使う「伊達(だて)鶏」は丸ごと仕入れて使うため、首回りの「せせり」や足の付け根あたりにある「ソリレス」など希少部位も提供できる。
コースの一つは、串6本と鶏スープ、香の物、大根おろしなどの箸休め、むね肉のうす造りなどの一品を付け、価格は3,500円。もう一つは、鶏スープ、香の物、箸休め、一品に加えて串8本と丼もの(親子丼または鶏そぼろ丼)を付け、価格は5,500円。いずれのコースも1人前から提供する。
追加注文の場合、「かしわ」「手羽先」「つくね」などの肉類の串の価格がいずれも400円、野菜串は300円に設定。希少部位の串物はメニューに掲載されていないため、松永さんは「来店の際に尋ねてほしい」と話す。酒類も静岡の地酒を含めた日本酒の他、ビールに焼酎、ワイン、ウイスキー、ノンアルコール類など幅広く取りそろえた。今後は浜松など県内産野菜の活用も検討している。
松永さんは「手間暇を惜しまずにシンプルな焼き鳥を真面目に提供し、大切な人との時間をつくるお手伝いをしたい」と意気込む。
営業時間は17時~23時。日曜定休。