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浜松市の月で月に一度のカフェ 野菜ソムリエ手がける自家栽培の野菜料理

約15品の料理をワンプレートにした「ベジプレート」

約15品の料理をワンプレートにした「ベジプレート」

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 野菜料理のカフェ「旬菜カフェ 彩月(さつき)」が3月31日、天竜区月の古民家レンタルスペース「再生庵」内にオープンした。

野菜を使ったシフォンケーキ

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 店主の長屋智子さんは、日本野菜ソムリエ協会認定の「野菜ソムリエプロ」。野菜に関する文化教室の講師を務め、自家製ピクルス店「ピクルス工房りんごの杜」(中央区天王町)の運営などを手がける。自身の作った料理で健康になってほしいと考えた長屋さん。「野菜をもっとおいしく、彩りよく、健康に」をコンセプトに、同所を利用して1月に1回のみ営業するカフェとしてオープンした。

 店舗となる「再生庵」は、築100年ほどの古民家を改装して今年3月にオープンしたキッチンを備えるレンタルスペース。船明ダム湖の近くで、森に囲まれた静かな場所に立地する。店舗面積は約20坪。席数は、テーブル=2席、座卓=3席、縁側=4席。同店は毎月第4日曜を貸し切り営業する。

 化学肥料などを使わず自家栽培した野菜などを使い、食材本来が持つ栄養や色、味を引き出すよう調理する。「ロマネスコ」「紅芯大根」「カーリーケール」など、一般にあまり流通しないような珍しい野菜もメニューに取り入れ、「体によく見た目もかわいらしい野菜で皆さんにワクワクしてほしい」と長屋さん。

 約15品の料理をワンプレートにした「ベジプレート」(2,000円)は、「旬の時期に採れる野菜は栄養が豊富」(長屋さん)という考えから、月替わりで用意する。新ショウガのピクルスで作った酢飯を使う「押しずし」は、れんこんと鶏ひき肉のそぼろを挟み、サーモンとオオバを載せて仕上げる。このほか、花束をモチーフにした「ブーケサラダ」、紫プチベールと赤色の大根品種「紅くるり」と「紅芯大根」を使う「大根餅」、「ゴロゴロれんこんの鶏胸肉のつくね」「白はんぺんとレンコンの五色あられ揚げ」など、長屋さん考案のオリジナルメニューが並ぶ。口直しに、「柑橘とパイン」のピクルスを載せたヨーグルトも添える。

 ドリンクメニューは、コーヒー、紅茶、ジンジャー、ハーブティー(以上、400円)、くだもの野菜スムージー(600円)など。「カーリーケールのシフォンケーキ」「ビーツと桜フレークのレアチーズケーキ」(以上、400円)などのデザートも用意する。

 「旬の野菜料理で皆さんに健康になってほしい。道中の景色もきれいなので、季節を楽しむ小旅行のような感覚で来店してもらえたら」と長屋さん。

 営業時間は11時~15時。予約制。予約は同店公式LINEで受け付ける。

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