クレープ専門店「アツミクレープ」(浜松市浜名区小松町)が4月26日、遠州鉄道小松駅近くにオープンした。
同店は全国に約60店舗ある「ヤマグチクレープ」(千葉県)のチェーン店。屋号に店主の名前を使い展開しており、静岡県内では三島市に続く2店舗目となる。事務職員として会社勤めしていた店主の渥美友絵さんが、自身で新しいことに挑戦したいと模索する中で同店と出合いオープンを決めた。渥美さんは「しっかりとした小麦の風味を感じるクレープ。初めて食べた時の感動を、多くの浜松の方に伝えたい」と話す。
コンセプトは「生地が主役のクレープ屋」。農薬を使わず栽培する小麦と全粒粉を使う生地は、バターを煮詰めて不純物を取り除いた油「ギー」を練り込み焼き上げる。
店舗面積は約7坪。白色を基調にした店内は、木目やタイルをあしらうシンプルなデザインに仕上げた。テイクアウトが中心だが、店内のベンチで食事できる。
デザート系とサラダ系のクレープを合計15種類そろえる。デザート系は、チョコレートソースではなく湯せんしたチョコレートを使う「ホントノチョコカスタードバナナホイップ」(690円)、甘さ控えめに仕上げた「あんこホイップ」(560円)、チーズと果実の組み合わせを楽しめる「ブルーベリークリームチーズ」(560円)などを用意。サラダ系は、水耕栽培のレタスを入れた「ハムチーズ」(560円)とチェダーチーズと粒マスタードで仕上げる「スモークチキン」(680円)の2種類。今後はアイスクリームのトッピングなど、メニューを増やす予定という。
「手渡す時の子どもの笑顔や、ボリュームあるクレープを見て驚くお客さまの姿を見られるのがうれしく、今までの仕事とは違ったやりがいを感じる」と渥美さん。「まだあまり認知されていないと感じるので、多くの人にこのクレープを味わってもらいたい」とも。
営業時間は11時~17時。月曜定休。