楽しみながら科学を学んでもらうイベント「浜松まちなか科学館」が現在、遠鉄百貨店新館(浜松市中央区砂山町、TEL 053-457-0001)2階で開かれている。
いずれもJR浜松駅徒歩圏にある遠鉄百貨店と「浜松科学館 みらい~ら」(中央区北寺島町)が夏休み期間の相互送客を狙いコラボした。楽しみながら科学を学べるよう、同館監修によるミニプラネタリウムや科学展示ブースを設ける。
「わくわく科学展示ゾーン」は、浜松科学館を構成する音・光・力・宇宙・自然の5つゾーンを体感してもらうブース。骨伝導でさまざまな音を聞くことができる装置「音の世界旅行」、紙コップを倒してゲーム感覚で楽しめる段ボール製「空気砲」、割り箸だけでアーチを描く橋を組み立てられる体験「ダビンチの橋」などを用意する。「ミニドームプラネタリウム」は、約1坪サイズの全球タイプドーム型スクリーンに夏の夜空を投影し、満点の星空を鑑賞できる。このほか、分光シート越しにLEDライトをのぞく光体験、ジャイロ効果体験、顕微鏡観察コーナーなども用意する。
偏光カードを使った光にまつわる実験工作のワークショップも開催する。夏休みの自由研究の参考になるようにと同館スタッフが選書した「夏に読んでほしいサイエンスな本」を並べた図書スペースも設ける。同百貨店マーケティング戦略課の三宅隆史さんは「科学に興味を持ち、より本格的な浜松科学館へ足を運ぶきっかけにしてほしい」と話す。
8月3日には、同館学芸員による約30分のサイエンスショーを開催する。難しく感じてしまう科学の不思議や原理を、楽しみながら理解できるよう演出する。13時と15時の2回開催する。
三宅さんは「子どもだけでなく親も新しい発見がある。遊びながら科学を学んでもらえたら」と話す。
開催時間は10時~19時。8月14日まで。