ランニングイベント「第2回ビアランピック」が9月22日、浜松の中心市街地で開催される。
参加者同士のコミュニケーションを楽しむランニングイベント「ビアランピック」
主催は、街中の活性化事業などを手がける一般社団法人「funbank(ファンバンク)」。同イベントは、代表で市議会議員の大城七瀬さんがアメリカのボストンに在住していた当時に参加した同様のランニングイベントに感銘を受け、「ビアランハママツ」として2021年にスタートした。以降、月1回程度の開催を続け今回25回目を迎える。「ビアランピック」は、2年に一度の大規模な企画で2022年5月に初開催。2回目となる今回は、「ビアランハママツ」の3周年と、同社が開発した浜名湖のカキ殻を副原料としたオリジナルクラフトビール「ミネラルブリュー」の発売記念として開催する。ランナーとしての参加者以外も楽しめるよう、出店ブースや音楽ライブなども計画する。
遠州鉄道高架下の多目的スペース「新川モール」を発着場所として、約3キロのコースを参加者同士でペースをそろえ30~40分かけて走る。ルートは、走る軌跡でビアジョッキの地上絵を描くように定めた。陸上長距離元日本代表選手で、2008年開催のハーフマラソン世界大会5位の経歴を持つ中尾勇生さんがゲストランナーとして参加し、出走前にストレッチやランニングのレクチャーなどを行う。完走後は「ミネラルブリュー」のお披露目をした後に、参加者と来場者が一斉に乾杯して会場を盛り上げる。大城さんは「競うのではなく、参加者同士のコミュニケーションを楽しむのが目的。一緒に走った仲間と乾杯することで非日常を感じてほしい」と話す。
飲食ブースには浜松市内の飲食店など6店が出店。焼き鳥店「味鶏」、ワインと肉料理店「HACHI」、「餃子(ギョーザ)の遠州」など、普段催事に出店しない店を集めたという。
オリジナルクラフトビールの誕生秘話をテーマにしたトークセッションも開催し、開発に携わった漁師やラベルデザインを手がけたイラストレーターなどが登壇する。18時からは、県西部で活動するサックス奏者依田隆さんのライブ演奏も予定する。
現在約20人のエントリーがあり、当日までに30人程度の参加を見込む。大城さんは「ランニングの初心者から上級者まで気軽に参加してほしい。走る人も走らない人も来場者みんなで乾杯して、楽しい時間を共有できたら」と話す。
開催時間は16時~19時。ランニング参加費は500円(乾杯用ドリンク代含まず)。エントリーは、「ビアランハママツ」公式インスタグラム・プロフィル欄リンクの申し込みフォームで受け付ける。