「洋食&スウィーツ フルレゾン」(浜松市中央区萩丘、TEL 053-525-6687)が8月7日、オープンした。
接客スタッフやバイヤーとして市内ホテルに20年間勤務してきた社長の袴田祐司さん。培った経験を生かして自身の店を開こうと、同僚でシェフの加藤慶春さんとシェフパティシエの粟納浩行さんに声がけをして独立した。男女問わず幅広い年代に好まれるよう、特定のジャンルに縛られない「洋食店」とした。テイクアウトもできるケーキ店を兼ねることで、洋食とケーキの組み合わせによるシナジー効果に期待する。コンセプトは「花」。店名は、来店客の笑顔の花が開くようにと、フランス語で「開花」を意味する「フルレゾン」と名付けた。
店舗面積は約30坪。席数は、テーブル=22席、カウンター=8席。エントランス付近にケーキのショーケースを置き、階段を進んだ先に落ち着いた雰囲気の食事会場がある。花やハーバリウムを店内に飾り、花柄の食器やエディブルフラワーを添えたメニューを用意するなど、コンセプトに合わせて華やかに演出する。
食事は、カジュアル料理からコース料理まで幅広く経験してきた加藤さんが、店のコンセプトに合わせて独自のアレンジを加える。スイーツは粟納さんが全て手作りし、冷凍はせずその日の出来立てのみを提供する。ランチタイムは、パスタかピザのいずれかをメインに、サラダ・スープ・ドリンクをセットにしたランチセット(1,650円~)を用意。パスタは「ハーブチキントマト」「うにクリーム」など6種類、ピザは「マルゲリータ」「フォルマッジ」など6種類から選べる。子ども向けの「キッズセット」(990円)も用意する。今後はメイン料理にカレーも加える予定という。
「ディナーセット」(3,300円)は、ランチ同様パスタかピザのいずれかを選び、オードブル、スープ、食前ドリンクをセットにする。「デザート」(1,650円)も追加でき、季節に合わせたスイーツをパティシエおまかせで用意。現在は、メレンゲ菓子の上にフルーツを盛り付け、来店客の目の前でソースをかけて仕上げる「ヴァシュラン」を提供する。
ケーキは、ふわふわともちもちとした食感を同時に楽しめる生地に生クリームを挟んだ「シフォンケーキ」や、マスカットやイチゴなどのフルーツを載せた「季節のショートケーキ」(以上、イートイン=605円・テイクアウト=594円)など、常時約10種類をそろえる。カフェタイムのみ、「チョコレートパフェ」や「マンゴーパフェ」(各1,430円)などのパフェも用意する。
オープン後ランチタイム営業は順調で、今後はカフェタイムとディナータイムも周知されるよう期待する。袴田さんは「カジュアルなものから本格的なコース料理まで、リーズナブルな価格で楽しんでほしい。お客さまの声に耳を傾けながら、さまざまな目的で喜んでもらえるレストランにしていきたい」と話す。
営業時間は、ランチ=11時~15時、カフェ=14時~17時、ディナー=17時~20時30分(月曜・火曜=17時30分まで)。水曜、第一・第三火曜定休。