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浜松・薬師町にコーヒー焙煎所 栄養管理士の店主「健康に役立ちたい」

「珈琲焙煎所やくし」店主の松島さんと看板犬のこしあん

「珈琲焙煎所やくし」店主の松島さんと看板犬のこしあん

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 「珈琲焙煎所(コーヒーばいせんじょ)やくし」(浜松市東区薬師町)が10月1日、オープンする。

自家焙煎する世界各国のコーヒー豆

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 管理栄養士の資格を持つ店主の松島風海也(ふみや)さん。病院内で給食を提供する会社に勤めていたが「コーヒーの持つ健康作用を生かして病気の予防に役立ちたい」と考え、マルシェやイベントでの出店を経て、同店のオープンにこぎ着けた。

 松島さんとコーヒーの出合いは高校生の時。缶コーヒーをきっかけに興味が広がり専門店に通うようになり、自家焙煎店の存在を知ったという。磐田市にある「鈴木コーヒー焙煎所」で、エチオピア産コーヒーを初めて口にした時の華やかな香りに感銘を受け、魅力に引き込まれていった。店名は、地元である薬師町の名前が広がるように願い、コーヒーを焼く職人を意味する造語「焼師」の意味も込め名付けた。

 店舗面積は約3坪。ダークグレーを基調にした店内は、暗く落ち着いた空間。テイクアウトがメインだが、イートインスペースとしてカウンター席3席を用意する。ミル、ケトル、ドリッパーなどを備えるセルフドリップコーナーも設ける。カウンターテーブルの奥には焙煎機メーカー「煎(い)りたてハマ珈琲」(大阪)の焙煎機を置く。店舗入り口では看板犬の柴犬「こしあん」が来店客を迎える。

 スペシャルティコーヒーを中心に世界各国の豆を常時7種類用意。豆の特徴に合わせ焙煎具合を調整して提供する。リンゴのような酸味を感じる「コスタリカ豆」、フローラルで明るい風味の「コロンビア豆」、(100グラム=各600円)、ダークチョコレートやナッツのような香りを感じる「ブラジル豆」、芳醇(ほうじゅん)な味わいの「グアテマラ豆」(100グラム=各700円)などをそろえる。「それぞれ個性が違うので飲み比べも楽しんでほしい」と松島さん。

 ドリンクメニューは、コーヒー(通常=500円、セルフドリップ=400円)、イチゴオレ(400円)、カフェオレ(600円)などそろえる。トンカ豆というスパイスを使った「ニューヨークチーズケーキ」(600円)、「リンゴとキャラメルのパウンドケーキ」(400円)などのスイーツも用意する。

 「毎日適度に飲むことでコーヒーを楽しみながら地域の方の健康に役立ちたい」と松島さん。「精製や焙煎方法の違いが分かるようになれば、コーヒーの魅力がより分かるようになる。それを伝える入り口のような店になれたら」とも。

 営業時間は11時~19時。水曜・日曜定休。

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