国の登録有形文化財などを巡る「夜の転車台&鉄道歴史館見学ツアー」が10月26日、天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区二俣町、TEL 053-925-2276)で行われる。
転車台は車両の向きを変える設備で、現在も扇形車庫などに入れる際に使っているという。転車台や扇形車庫は、いずれも国の登録有形文化財に指定されている。こうした施設を含めて駅の夜の雰囲気を味わってほしいとしてツアーを企画。アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のモデル地の一つで、通常は非公開の運転区2階にある会議室もコースに加える。
ツアーは40分間で、天竜二俣駅の待合室に集まりホームに向かった後、側道から洗車機を見学。その後、高架貯水槽、運転区事務室、転車台を経て運転区の2階へ。2階からも転車台を見られるという。このほか、鉄道に関する資料などを展示した「鉄道歴史館」も見学できる。見学者にはオリジナルカード1枚を進呈する。
営業部長の高木信哉さんは「光に照らされた転車台など、夜ならではの雰囲気を楽しんでほしい」と話す。
見学時間は19時40分~20時20分。30人定員(先着順)で、料金は1歳以上1人2,000円。予約は同社ホームページで受け付ける。