遠州鉄道(浜松市中央区旭町、TEL 053-435-0221)が11月10日、「遠鉄電車トレインフェスタ2024」を西鹿島駅と遠州西ヶ崎駅で開く。
沿線住民をはじめとする浜松市民や電車利用者らに対する感謝を伝えるとともに、子どもたちを中心に「あかでん」と呼ばれる遠鉄電車を知ってもらいファンを増やすのが狙い。体験や展示などのほか、スタンプラリーも行う。
メイン会場の西鹿島駅(浜松市天竜区二俣町南鹿島)では、構内にある車両工場を中心に展開する。電車に乗ったままで洗車機を通過する体験のほか、点検のためにつり上げた車両やパンタグラフ、車輪などの部品の展示コーナーを設ける。線路の保守点検などを体験する技術コーナーや、新車(2009号編成)の展示、廃車となる電車(1002号編成)の歴史を写真などで振り返る「ギャラリー電車」もある。
このほか、遠州鉄道に加えて天竜浜名湖鉄道(浜松市)や静岡鉄道(静岡市)、伊豆箱根鉄道(静岡県三島市)、愛知環状鉄道(愛知県豊田市)、豊橋鉄道(愛知県豊橋市)のグッズを販売するコーナーも設ける。
サテライト会場の遠州西ヶ崎駅(浜松市中央区西ケ崎町)では2番ホームを使って運転士体験を企画。運転席に座ってハンドルを触ったり、記念撮影をしたりできる。
同社鉄道営業所副所長の澤井孝光さんは「安全に楽しく過ごしていただき、より多くの皆さんにあかでんのファンになってもらえれば」と話す。
開催時間は10時~15時(体験の受け付けは14時30分まで)。入場無料。会場には駐車場がないため電車利用による来場を呼びかける。