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浜松・有玉西に汁なし担々麺専門店「川龍」 四川料理店がリニューアル

看板メニューの「四川風汁なし担々麺」

看板メニューの「四川風汁なし担々麺」

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 汁なし担々麺専門店「麺屋 川龍(せんりゅう)」(浜松市中央区有玉西町)が10月25日に移転リニューアルして1カ月がたった。

辛いものが苦手な人に考案したメニュー「上海風葱油そば」は、上海のローカルフードを元にしたアレンジした

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 2015(平成27)年にオープンした「中国四川料理 川龍」(中央区半田町)が、汁なし担々麺専門店にコンセプトを変更した。「中国四川料理 川龍」の料理長だった川島準矢さんがメニューを監修し、妻の直子さんが店主を務める。

 準矢さんは1 8歳で上京し、都内の有名店「四川飯店」で修業。浜松に戻り市内の中華料理店での経験や調理師専門学校の教員を経て独立した経歴を持つ。「本来中国では担々麺は『汁なし』なので、その魅力を伝えたい」と準矢さん。中国料理における資格「特級厨師」のレシピを基に、日本人向けにアレンジして提供する。

 店舗面積は約10坪。カウンター席のみ7席を用意。店内は赤色をアクセントカラーにグレーを基調にデザインし、使い落ち着いた雰囲気に仕上げた。

 看板メニューの「四川風汁なし担々麺」は、ゴマと揚げたピーナツ、さんしょう油の香りが引き立つ品で、辛味は控えめに仕上げる。辛いものが好きな人は卓上のラー油やハバネロで調整できる。麺はもちもちとした食感の中太麺。山椒は四川地方から取り寄せ、店でひきたてのものを使う。辛いものが苦手な人に考案した「上海風葱(ネギ)油そば」(各800円)は、上海のローカルフードを元にしたアレンジしたメニュー。じっくりと1時間ほどかけて揚げた長ネギの香りと甘みを楽しめるという。自家製チャーシュー、玉ねぎのみじん切り、海苔をトッピングして仕上げる。いずれも大盛り無料。

 サイドメニューとして、リニューアル前の人気メニューという四川風麻婆豆腐を載せた「麻婆丼」(400円)、テンメンジャンとしょう油で炒めた自家製肉味噌(みそ)と温玉を組み合わせて葱油で仕上る「肉味噌温玉丼」(400円)を用意する。

 リニューアル後は以前の常連客が多く訪れ、順調なスタートを切っているという。直子さんは「他では味わえないメニューなので、何度も食べに来てほしい。今後もエビチリ丼やチャーハンなど、リニューアル前の人気メニューの追加を検討しているので楽しみにしてもらえたら」と話す。

 営業時間は、11時~14時30分、17時30分~21時。

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