バレーボールVリーグ女子「ブレス浜松」が1月12日、信州ブリリアントアリーズとの首位攻防2連戦に勝利し、開幕から無敗の10連勝を達成した。
次戦に向けホームのサーラグリーンアリーナで練習するブレス浜松
今シーズン、「展開の速い攻撃バレー」を武器に快進撃を続けるブレス浜松。長野県上田市で行われた信州ブリリアントアリーズとの2連戦では、いずれも3-1のスコアで勝利し首位の座を堅持。2位だった信州ブリリアントアリーズは7勝3敗となり、リーグ3位に後退した。
ブレス浜松は2012年に創設した地域密着型の市民クラブチームで、選手全員が協賛企業に勤めながら活動している。地域の子どもをホームゲームに招待するなど、地元との交流を積極的に行い、地域活性化や社会課題の解決にも取り組んでいる。また、地元企業と連携し、スポーツ教育やヘルスケア分野での新たなビジネス創出にも挑戦している。
Vリーグは今シーズンから、「2030年までに世界最高峰のバレーボールリーグを目指す」新たなリーグ構想のもと、新設されたS-VリーグとVリーグの2リーグ体制でスタートした。昨シーズン、V2リーグで5位に終わったブレス浜松は、今シーズンからVリーグに加盟し、順調なスタートを切った。
ここまでの快進撃について、強化部長の岩本勝暁さんは「昨シーズンからメンバーがほぼ変わらない中で、必要だったセッターとミドルブロッカーをうまく補強できた。大学から新加入した選手たちの活躍も目覚ましい。コロナ禍で思い通りにならない時期もあったが、濱田義弘監督が掲げる理想のバレーが形になりつつあり、チーム一丸となって戦えている」と話す。
濱田監督体制6年目となる今年、S-Vリーグ参入へ向けて戦いを続ける。濱田監督は「全勝優勝を目指す。浜松市民からの応援にはいつも感謝している。ホームゲームが残り4回あるので、会場に足を運び応援してもらえたら」と話す。
次戦は1月18日・19日、ホームのサーラグーリンアリーナでヴィアティン三重との2連戦を予定する。