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浜松・上島にジンギスカン専門店 帯広出身の店主が「本場の味」売りに

「ラムとマトン」のジンギスカン

「ラムとマトン」のジンギスカン

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 ジンギスカン専門店「ラムとマトン」(浜松市中央区上島、TEL 050-8884-2706)が2月22日にオープンして1カ月がたった。

モノトーンをベースに木を使ったシンプルなデザインの店内

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 店主の安東嘉亮さんは北海道帯広市出身。前職をきっかけに浜松へ移住した。北海道の食の魅力を伝えたいと2021年、帯広のご当地グルメ「豚丼」を提供するキッチンカー営業を始めた。安東さんは「ジンギスカンの本当のおいしさが伝わっていないと感じていた」と、キッチンカーでも好評だったジンギスカンをメインに据えた北海道料理店としてオープンを決めた。

 店舗面積は約25坪。カウンター5席、テーブル40席を設ける。店内はモノトーンを基調に、木を使った装飾を施し、シンプルなデザインに仕上げた。卓上のジンギスカン鍋で肉を焼き上げるスタイルを採用する。

 ジンギスカンは、生後1年未満の子羊の肉「ラム」と生後2年以上たった羊の肉「マトン」の2種類を用意する。安東さんによると、ラムは肉質が柔らかく、クセや臭みが少ないのが特徴という。しょうゆとフルーツ果汁をベースにあっさりと仕上げた自家製たれで提供する。一度も冷凍していない生ラムのみを使い、「肩ロース」(1,408円)、「ランプ」(1,188円)、希少部位とされる「ラムタン」(1,078円)などをそろえる。

 マトン(1,078円)は、薄味のタレで漬け込み、焼いてから再度タレをつけて食べる「帯広流」で提供する。これは、マトンの持つ肉のうまみの強さを損なわないようにするため。マトン用のタレは帯広から仕入れる。「ジンギスカンは通好みの味だが、食べやすいので子どもにも喜んでもらっている」と安東さん。

 このほか、北海道のご当地グルメも多数そろえる。「鮭とばクリチ」(858円)は、乾燥させたサケ「鮭トバ」とクリームチーズを組み合わせた一品。サラダに麺を加えた北海道定番「ラーメンサラダ」(968円)、十勝産牛肉の生ハムを凍らせフレーク状にしたす「牛トロ軍艦」(880円)、アメリカンドッグに砂糖をまぶした道東のスイーツ「フレンチドック」(330円)など。

 オープンから1カ月がたち、キッチンカー時代の常連や北海道出身の客が多く訪れるという。安東さんは「ここは、浜松にある小さな北海道。浜松にいながら、本場の味を楽しんでほしい」と話す。

 営業時間は17時~23時。月曜、第1・第3火曜定休。

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