居酒屋「SUMI base やおや」（浜松市中央区肴町、TEL 053-525-6162）が5月17日、オープンした。

原始焼きの様子

　同店では、食材を串に刺し、炭火の遠赤外線でじっくりと焼き上げる「原始焼き」の料理を提供する。店主の永田尚路さんが袋井市で経営する飲食店が順調だったことから、さらなる挑戦として出店を決めた。福岡県で原始焼きのおいしさに感動した経験から、新店舗のコンセプトの軸にしたという。

　店舗面積は約30坪。席数は、テーブル席32席、カウンター席8席。店内は、コンクリート壁に木製テーブルやイスを合わせた「和ブルックリン」テイストのデザイン。スタイリッシュながら温かみのある空間に仕上げた。

　看板メニューは「肉巻き原始焼き」。「ナス」「レンコン」「アボカド」（以上、420円）などの野菜を、静岡県の銘柄豚「ルイビ豚」や「幸の豚」のバラスライスで巻き、原始焼きで香ばしく仕上げる。20センチほどの「大エビ」（600円）、「浜名湖産ウナギ」「牛モツ」「鶏モモ」（以上、660円）などの原始焼きも提供する。トリュフ塩と沖縄産海水塩、ピンクソルトを独自に配合したいり塩を振り焼くことで、素材のうまみを引き立てる。永田さんによると、原始焼きは低温でじっくり火を入れるので、具材の水分を保ったままジューシーに仕上げられるという。このほか、「黒はんぺん焼き」（550円）、「しぞーか焼きギョーザ」（660円）、「富士宮やきそば」（660円）など静岡県のご当地グルメも提供。永田さんは「県外からの来店客のニーズにも応えながら、何でもそろった『大人のファミレス』のような店にしたい」と話す。

　3種類用意するコース料理（5,000円、6,000円、7,000円）には、飲み放題プラン（1時間＝1,500円、2時間＝2,500円、3時間＝3,500円）をセットできる。

　オープン後は、袋井の店の常連客に加え、新規客も来店しているという。永田さんは「少しずつ認知が広がっているが、さらに地域にマッチした店づくりを目指す。ストレスを抱えた人も元気になれる店にしたい」と話す。

　営業時間は16時～23時。火曜、第3水曜定休。