
展示会「アニメ『鬼滅の刃』全集中展 刀鍛冶の里編・柱稽古編」が現在、遠鉄百貨店(浜松市中央区旭町、TEL 053-457-0001)新館8階「えんてつホール」で開催されている。
同展は、昨年7月の東京での初開催を皮切りに全国を巡回しており、8カ所目となる。いずれの会場も多くの来場者が詰めかけ、同百貨店では会期中延べ1万人の来場を見込む。静岡県内での開催は同百貨店のみで、混雑を避けるため一部日程では日時指定制で行う。
会場では、「刀鍛冶の里編」と「柱稽古編」の名場面を、映像や音などを含む多彩な演出で振り返る。メインキャラクターにスポットを当てたエリアでは、それぞれのキャラが使う刀や銃なども展示。メインシアターでは、今年7月公開予定の劇場版「無限城編」へと続く映像を3面スクリーンに投影し、来場者はヘッドホンを着用して鑑賞できる。営業部の宮川結衣さんは「臨場感あふれる映像と音響で、没入できる演出」と話す。展示にはアニメのアイキャッチ全集やアニメーション作画スタッフによる描き下ろし色紙なども並ぶ。
ゲームやフォトスポットなど参加型コンテンツも企画する。刀鍛冶の里エリアでは、刀に見立てた板をハンマーでたたき、はじいた玉を中央のゾーンに入れるゲームを用意。成功者には「刀鍛冶術練度 達人」の認定証が進呈する。「柱合会議」を再現したエリアでは、「柱」たちと並んで記念撮影ができるフォトスポットも用意。人気キャラクターが案内する「音声ガイド引換券」(500円)も販売する。
新館7階のグッズ販売会場では、450点以上の商品をそろえる。同展オリジナルパンフレット(1,200円)や印象的なシーンをゆるいタッチのイラストにしたTシャツ(3,000円)、アニメの中で登場したかりんとうを再現した「鉄珍様のかりんとう」(900円)などが並ぶ。静岡会場限定商品として、「ご当地イラスト静岡 アクリルチャーム」(4,000円)、「ご当地マンホール風 缶バッジセット 静岡」(1,800円)なども用意。「この会場でしか買えないご当地グッズは特に人気。会計は1人1回限りのため、時間をかけて商品を選ぶ来場者が多い」と宮川さん。アニメ作画スタッフの寄稿色紙の複製が入った「作画スタッフ全集中複製ミニ色紙」(700円)も人気を集めているという。グッズ販売会場の入場には、同展チケットの提示が必要。
宮川さんは「テレビ放送のストーリーを改めて振り返ることができるので、劇場版の公開に向けて『全集中』で気持ちを高めてもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~19時(最終日は16時最終入場)。入場料は、一般・大学生=1,800円、高校生=900円、中学生=700円、小学生=500円、未就学児無料。チケットは会場窓口、ローソンチケットで販売する。7月6日まで。