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ホテルコンコルドが注染染めユニホーム 浜松学芸高とコラボ、夏季限定で

浜松注染染めのユニホームを披露する浜松学芸高生とホテルスタッフ

浜松注染染めのユニホームを披露する浜松学芸高生とホテルスタッフ

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 ホテルコンコルド浜松(浜松市中央区元城町)1階のレストラン「シャンゼリゼ」が、7月6日から夏季限定で、浜松注染染めを用いたオリジナルユニホームを着用する。

浜松注染染めを用いたオリジナルユニホーム

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 ユニホームの制作には浜松学芸高校の生徒が関わり、産学連携で約1年をかけて完成させた。遠鉄観光開発が運営する同ホテルのレストランで、夏季限定のランチバイキング「グルメで旅する世界のごちそうフェア」に合わせて導入する。デザインには浜松の伝統工芸「注染染め」を採用し、染色・縫製を市内の企業が手がける「オール浜松」の取り組みとなった。地元文化を取り入れたデザインで季節感と地域性を同時に表現できるという。

 監修を担当したのは、浜松学芸高校探究創造科地域創造コースの生徒5人。2024年4月、遠州織物の販売会社「白井商事」を介してホテル側が学校に声をかけ、プロジェクトが始動した。5人はレストランスタッフへのヒアリングを重ね、ユニホームの配色や素材、サイズ選定などを監修。地元の山や海の食材を使うレストランの特徴を反映し、ブルーとグリーンを基調に仕上げた。

 6月27日には完成したユニホームを着用したスタッフが同校生徒を交え、レストラン内で完成披露会を行った。夏季にはアロハシャツを着用してきたという同レストラン店長の小野愛莉さんは「夏にぴったりの爽やかなデザインで、レストランの雰囲気にもマッチして空間づくりにも一役買ってくれる。さらさらとした肌触りで通気性が高く、着心地が良い」と話す。

 監修した5人の一人で同校3年生の船曳花音さんは「自分たちが考えた物が商品になるのは貴重な経験。完成品を見てうれしくなり感動した。浜松に住んでいても注染染めを知らない人は多いので、シャツをきっかけに魅力を知ってもらえたら」と話す。

 着用は9月4日まで。 

 同レストランの営業時間は、平日=11時30分~14時、土曜・日曜・祝日(2部制)=11時~12時30分、13時~14時30分。

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