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多肉植物作家と浜松日体中・高がコラボ フラワーパークでワークショップ

浜松日体中・高等学校社会福祉部の生徒

浜松日体中・高等学校社会福祉部の生徒

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 多肉植物作家の松原はるみさんと浜松日体中・高等学校の生徒がコラボしたワークショップ「多肉と未来の教室」が12月27日、はままつフラワーパーク(浜松市中央区舘山寺町)で開かれた。

ワークショップ「多肉と未来の教室」の様子

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 主催は美術団体「韓紙と多肉と風」。多肉植物作家の松原さん、韓紙アーティストのZahiraさちさん、アイアンアート風工房の3者で構成する。同団体は、フラワーパーク内の温室で企画展「多肉植物美術館」を11月から開催し、多肉植物と韓紙、アイアンアートを組み合わせたインスタレーション作品を展示してきた。会期終了後、展示で使った多肉植物を再活用する形で今回のワークショップを企画した。

 当日のワークショップでは、浜松日体中・高の社会福祉部生徒6人が講師のサポート役を担った。松原さんが母校でもある同校を訪れ、企画を提案したことをきっかけにコラボレーションが実現したという。同部では、地域の高齢者施設での清掃活動や地域イベントの運営補助などに日頃から取り組んでおり、新たな地域連携の機会として準備を進めてきた。

 当日は小学生の親子連れを中心に15組35人が参加した。イベントは、多肉植物の寄せ植え体験を楽しみながら、地元浜松の魅力や環境保全について知ってもらう内容で構成。進行には、子どもにも親しみやすいようクイズ形式を取り入れた。浜松産の多肉植物を使い、日照時間が長く温暖な気候が農業に適している地域特性や、気候変動が生産現場に及ぼす影響について分かりやすく伝えた。参加者は用意された鉢と多肉植物を選び、講師や生徒のサポートを受けながら寄せ植え作りに挑戦し、会場は終始和やかな雰囲気に包まれた。

 社会福祉部部長の椎木はるかさんは「大きなイベントに関わることができうれしい。地域の方と直接接点を持てたことは貴重な経験になった」と話す。松原さんは「参加者と母校の生徒が一緒に笑顔で取り組む姿が印象的だった。地域の未来や環境について考えるきっかけになれば」と期待を込める。

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