浜松城天守閣(浜松市中央区元城町)3階に徳川家康をはじめとする歴代城主の家紋をラッピングした電子ピアノが現在、展示されている。
浜松市の歴史資源と音楽文化を融合させ、地域の魅力発信やにぎわい創出につなげるのが狙い。浜松城公園指定管理者の「遠鉄アシスト」(浜松市中央区丸塚町)が企画する「浜松城天守閣でピアノを弾こう」に河合楽器製作所(寺島町)が協力した。展示期間中は「ストリートピアノ」として来場者が自由に弾くことができる。
浜松城公園によると、天守閣内にピアノを一定期間設置し、一般開放する取り組みは全国で初めてという。3月28日には、「浜松城公園さくらまつり」のイベントの一つとして、14時と16時から、展示中のピアノを使用したミニコンサートも開催する。ピアノはカワイ電子ピアノのフラッグシップモデル「CA901」で、グランドピアノに近い演奏感が楽しめるという。歴代城主は家康を筆頭に25代に上るといわれ、ピアノには徳川家の「三つ葉葵(あおい)」をはじめ、10以上の家紋をモチーフにした特別デザインが施されている。
展示初日の3月20日は祝日で学校の春休みと重なったこともあり、多くの家族連れやカップルらが訪れた。浜松城天守閣館長補佐の枩田由紀子さんは「ストリートピアノに興味があり、一度は弾いてみたいという人は多いと思う。(天守閣)1階事務室にいても、ピアノの音がよく聞こえる」と話す。
浜松城天守閣の入場料は200円。展示期間は5月10日まで。