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浜松の絵本店で箱の個展-小さな個室を使ったインスタレーションも

大小さまざまな大きさの箱の作品

大小さまざまな大きさの箱の作品

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 浜松・紺屋の絵本専門店「絵本のキルヤ」(浜松市中区紺屋、TEL 053-477-2687)で現在、個展「とづかゆう u Exhibition カクカク、ハコ、シマジマ。-秘密はハコに、しまっておこうー」が開催されている。

4分の1坪ほどの個室作品の内部

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 作者のとづかさんは浜松在住の女性作家。紙や布に動物や変わった生き物の絵を描いた作品を作り、「浜松中日文化センター」(板屋)で行われているキッズアトリエの講師も務めている。

 今回は初めての立体の作品で、同店の星野紀子さんの要望により「立体・動物などの生き物を描かない」という規制のある中で制作した。

 作品は全て四角い箱で、箱はほとんどが手作り。大きさは3センチ程度の箱から30センチほどのスピーカーまで、さまざまな箱31点を展示する。箱はふたを開けると潜水艦が描かれたものや、森の絵、雨が降る風景とそれぞれストーリーがあり、楽しむことができる。店の奥には4分の1坪ほどの個室を使ったインスタレーション作品もあり、箱の中に入っているような体験もできる。

 星野さんは「人気のある作家さんなので、オープニングパーティーにも人が集まった。初めての立体作品に驚いている人も多かった。物を入れるというよりも、『ストーリーが詰まった箱』という感じがする作品で、作者を知っている人も、いつもと違った作品を見られるのでは」と話す。

 作品は販売も行う。価格は2,500円~3万9,000円。購入客には作者オリジナルのキャラクターで、3センチ角ほどの木片に顔が描かれた「カクさん」を進呈する。

 営業時間は10時30分~18時30分(平日は17時30まで、水曜は13時から)。火曜定休。展示は今月24日まで。

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