学ぶ・知る

浜松で震災チャリティーイベント-仙台のアナウンサーが被災経験を講演

多くの人の参加を呼び掛けるスタッフと大村さん(左から2人目)

多くの人の参加を呼び掛けるスタッフと大村さん(左から2人目)

  • 0

  •  

 浜松・雄踏の「雄踏文化センター」(浜松市西区雄踏)で3月17日、チャリティーイベント「あしながママ2012」が開催される。主催は「あしながママ実行委員会」(TEL 053-439-3810)。

[広告]

 浜松市在住の母親たちにより、東日本大震災で家族を失った子どもたちを支援するため発起された同イベント。昨年4月に1回目が行われ、約300人を集めた。今回は2回目。集まった入場料は全て「あしなが育英会」へ寄付される。

 同会委員長の大村由実さんは「震災の様子をテレビなどで見て『何かしたい』と思った。最初は自宅で開いている絵本文庫と近所のピアニストの先生とで小さなイベントをしようと思っていた。そこからママ友などに声を掛け現在の形になっていった」と経緯を振り返る。

 当日は仙台在住のアナウンサー渡辺祥子さんが講演を行う。内容は、被災した時の話やその後に現地の人々と交流した時の話などを予定。渡辺さんは「言葉の力で被災地からのメッセージを伝えたい」と出演することが決まった。そのほかにピアノや和太鼓、テルミンなどの演奏、ゴスペル、絵本の読み聞かせなども行われる。西遠女子学園のギターマンドリン部による演奏については、「生徒たちが1回目のイベントを見て、『ぜひ出演したい』言ってくれたことがうれしい」と大村さん。

 会場では浜名商工会によるちらしずしやアナゴ丼、みたらし団子、イチゴ大福、生シュークリームなどの屋台のほか、甘口カレーを150食販売する「グレースカフェ」(中区幸)、シフォンケーキやコーヒーを販売する「くらや珈琲」(花川)などの飲食店が出店。貼り絵作家とコラボレーションしたダウン症児の作品展も開く。

 「前回はお昼が足りなかったという声があったので、今回は浜名商工会の皆さんにも協力していただき屋台なども多く出る。より楽しんでもらえるのでは。イベントを楽しみながら被災地の人たちにたくさんの笑顔届けたい」と大村さん。「震災から1年、大事なことは継続していくこと。今後も続けて活動していきたい」とも。

 開催時間は10時~15時。雨天決行。入場料は、大人(中学生以上)=500円、子ども(3歳以上)=300円。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース