浜松・肴町に4月5日、イタリアレストラン「La Casa（ラ・カーサ）」（浜松市中区肴町、TEL 053-458-1102）が移転オープンした。

　富塚で6年間、営業していた同店のオーナーシェフ 加納久寛さんは「利用客に気軽にお酒を楽しんでもらうために、車での来店が必要な市街地から公共交通機関を利用しやすい市街地への移転を決めた」と話す。

　店舗面積は20坪。席数はテーブル20席、カウンター4席。内装は知人のデザイナーに依頼し、壁のタイル貼りなどはスタッフ全員で手掛け手作り感にこだわった。さらにアンティーク家具を使って以前から長く営業してきたような雰囲気を演出した。

　メーンに提供する料理は南イタリアの郷土料理。加納さんは年1回、南イタリアでホームステイをして本場の郷土料理を学び続けている。イタリアの地産地消の習慣にのっとり、食材は浜松のものを使う。

　移転を機に「たる生スパークリングワイン」の提供も始めた。普通のワインと違いアルコールが弱めで甘みがあるのが特徴。今後は通常の酒販店には置いていないワインも入荷する予定。

　メニューは「空豆のピューレと菜の花の蒸し煮添え」（840円）、「“オレキエッテ”バジリコとトマトソース」（1,470円）など。食事に飲み放題が付いたパーティーコース（5,000円）も用意する。

　同店のコンセプトは「元気」。「利用客に元気を与え、利用客からも元気をもらいたい。その結果、浜松自体の活性化につながれば。他店から来た人に浜松をアピールできるような浜松で一番の店にできれば」と加納さん。

　営業時間は18時～23時30 分（金曜・土曜は翌1時まで）。5月から日曜定休。